手が痺れる!釣り具を持つこともできない肩こりの治療
趣味で釣りをしているが、釣りの最中に左肩がこってきて左手がピリピリと痺れてくる。
次第に力が入らなくなってきて釣竿を持っていられなくなる。
上尾市在住の40代男性のケースです。
1.手が痺れる人の治療ポイントは?
視診すると、明らかに左の肩が下がっている。
肩が下がると首の筋肉が引っ張られるので、次第に手の痛みや痺れを引き起こします。
そんな肩の高さがズレる原因は、肩だけではなく腰やお腹にもあります。
なので本人の自覚症状に腰痛はありませんが、今回は腰も施術しました。
ポイントは大腰筋という腰の奥の方の筋肉です。
大腰筋を緩めるためにはお腹の筋肉と内臓、内臓は特に腎臓を緩める必要があります。
他にも大腰筋は、内ももの筋肉とも繋がっているので、太ももの内側も緩める必要があります。
今回の施術方針が決まりました。
2.本気で痺れを治したいなら患部以外が重要
手や腕の痺れの治し方は、患部そのものを施術するのではなく、手から繋がった肩、そして肩の高さ違いの原因の腰、その腰の筋肉を緩める為の太ももの内側といった、手とは全く関係なさそうな場所を施術しなければなりません。
しかも患部から遠い箇所から順に緩めていく必要があります。
今回の手の痺れの治し方でいえば、内もも、腰からだんだん緩めていって最後は手、正確には手に施術はしませんが、といったやり方で痺れを取り去ります。
どうしてこういった治療法になるのか?
それは、仮に患部を施術して手の痺れが取れたとしても、その奥にある本当の原因が取れていなければ、すぐに再発してしまうからです。
今回はそれが腰であり、またその腰の原因は内ももという訳です。
ですので、まずは内腿から施術しました。
3.内臓(腎臓)を緩めることも大切
内ももはかなり緊張していました。
次に大腰筋を含めた腰の筋肉を緩めます。
大腰筋を緊張させる原因には腎臓の重さも関係しているので、ツボのようなあるポイントを刺激して調整します。
座って確認すると、すでに肩の高さは揃っていました。
また肩を下げる原因は大胸筋にもあります。
筋肉ムキムキの人がピクピクさせるあそこですね。
左右の筋肉を比べるとやはり左の大胸筋が緊張しています。
大胸筋を緊張させる原因は、横隔膜という呼吸の主役組織の緊張にありますので、そこを調整する必要があります。
横隔膜を調整して大胸筋を緩めると、本人いわく、だいぶ肩が軽くなり首も軽くなりましたとのこと。
初日はここで終了。
4.残った肩こりを頭蓋骨の調整で取り去る
釣りをしていても手は痺れなくなりましたが、左の肩が少し凝ってくる。
初回と同じ様な施術をして、今回はさらに頭蓋骨を見てみました。
すると後頭部の骨にも左右の高さのズレがありました。
後頭部の骨のズレを調整する為には、骨盤から調整しなくてはいけません。
骨盤を調整して背骨と後頭部を調整すると後頭部の高さも揃いました。
二回目の施術はここで終了。
5.残った肩こりも完治し仕上げは全身調整
左の肩の凝りもだいぶ軽くなり、身体全体も軽くなったと喜んでもらえました。
全身を調整して終了。
今でも月に一回くらいの施術をして、手や肩に痛みと痺れのない生活を送っていただいております^^
6.まとめ
よく手の痺れは首から来るといいますが、その首の緊張も他の場所に原因があります。
患部ばかりに治療を施し、何度も再発していませんか?
またそれを普段の癖や姿勢の所為だと言われていませんか?
似たような癖を持っているのに痛みの出ない人、姿勢が悪いのに痛みの出ない人は、世の中に大勢おります。
当院はその人の癖も姿勢も、いえばヘルニアでさえも、痛みや痺れには関係ないと考えております。
痛みの発生理由は当院独自のカーテン理論です。
くわしくは↓
「こり・はり・痛み」を原因から治療します。
ここだけの話、患部だけの施術で済む疾患は、捻挫や打撲、肉離れなどのアクシデントが原因の痛みだけです。
肩こり腰痛、膝痛その他すべてにいえることですが、患部へのアプローチだけでは完治しません。
痛みや痺れでお困りのことがあれば、なんでもご相談に乗らせていただきます。
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