ひとひらの雲

つれづれなるままに書き留めた気まぐれ日記です

年金制度のはてな

2015-05-10 18:47:09 | 日記
 以前にも「年金はすぐに貰えません」で書きましたが、年金というのは手続き上のことで首を傾げることが多いですね。
 つい先日も岐阜県恵那市で50年間親の年金を受給していた人(総額にすると5100万円)が逮捕されたということですが、その人は役所に勤めていたとのこと。一応ちゃんとした人ですよね。親の死亡届も出していたそうですが、年金機構は何故50年も年金を払い続けたのでしょうか。

 毎年生存確認のための現況届というのを出すのですが、その人は虚偽の記載をしていたんですね。「生きてるかー」という確認書に対して「生きてま~す」と書いていたわけです。これはいけないことです(罪に問われます)が、それにしても死亡届が出ているのに…。って不思議ですよね。実は死亡届を出す自治体と年金機構との情報交換ができていないらしいのです。上記の例はその盲点をついたわけですが、時効が成立しているため、最近の数年分しか該当しないのだとか。

 実際私が聞いたところでは、親が死亡しても親族が未支給年金を請求しなければ自動的に停止することはないのだそうです。しかし貰い続けていると、発覚した時点で、余分に払った分を返してくださいと請求がくる。それって変ですよね。死亡届が出ているのに停止されないって、杜撰(ずさん)な制度です。そういうたれ流し状態の無駄な部分がたくさんあって、財源が不足しているといわれましても…、ね。

 いわんや手続きにおいてをや。65歳になるお年寄りに戸籍謄本をとれだの何だの面倒な手続きをさせること自体、まずどうにかならないのかなって思いますね。サラリーマンの場合など自動的に引き落とされていたわけですから把握できている筈なのに、何故自動的に支給開始というわけにはいかないのでしょうか。マイナンバー制度が導入されると改善されるということですが、そうなるとセキュリティ面での不安も…。

 早目に手続きをしようと思っても、誕生日の前日以降からしか受付けてもらえませんし、実際に支給開始となるのは2、3ヵ月先です。その分損をしたような気になりますよね。死後に遺族が2ヵ月分くらいは貰えるのでしょうが、本人は確かに損です。支給額にしてもよくわからない計算をされるので、少ないと思っても文句をいうわけにもいきませんし、されるがままといった感じですね。もう少し人に優しく、不安のない制度であって欲しいものです。

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