★「『自分を大切にする』って、こういうことから始めよう」

「自分を大切にすること」

いままで
あまり自分を大切にしてこなかった人や

自分を大切にしているかどうかさえ
気がついていない人には
あまりにも壮大なテーマ

だって
「自分を大切にする」ことって

どうしても
「自分勝手なこと」や
「自己中なこと」に思えてしまいがちだから

でもきょう
ひとつだけ　それを解く
ささやかなヒントになることがあった

わたしの通う
「まつエク」(まつ毛エクステ)のサロンでのこと

「まつエク」というのは
まつ毛につける
まつ毛を長くする　つけ毛のようなもの

施術のため
ベッドに横になると
アイリストさん(まつ毛をつけてくださる方)が
すぐに腰のあたりまで
薄い毛布をかけてくださった

サロン内は
クーラーが効いて
とても涼しかったのだ

でもムシムシする暑気の中を
自転車でサロンまで行ったので
わたしはすっかり汗ばんでいた

「すこし…暑いなぁ…」
そう身体の感覚が
モヤモヤし始めたのだけれど

アイリストさんは
「クーラーが寒いでしょう？」と
笑顔で気を利かせてかけてくださったので
わたしはとても言い出しにくかった

まつ毛をつけてもらいながら
5分ほど
言おうか、どうしようか、
モヤモヤ、モヤモヤと心の中で迷った挙句

わたしはやっと口にした
「すみません、毛布取っていただいていいですか？
自転車で来て、暑いので。
ごめんなさい。」

アイリストさんは
「あっ、暑かったですか？すみません。
取っておきますね」
とすぐに毛布をどけてくださった

それから約40分超の施術の間
わたしは　
もう快適で快適で

身体がクーラーで
ゆっくりと冷やされていく感覚と

丁寧にまつ毛をつけてくださる
アイリストさんの優しい手の感覚がうれしくて

すっかりウトウトと眠り込んでしまった

施術が終わり
寝不足だった頭もスッキリし
まつ毛も華やかに美しくついて

「どうですか？」と

鏡を持たせてもらった瞬間
気持ちがパアッと明るくなった

するとあまりの気分の良さに
わたしの口から思わずこんな言葉が出る

「わー、綺麗につけてくださって、ありがとうございますー！
うれしいわー♪」

すると若いアイリストさんは
はじけるような笑顔になってこう返す

「わー、本当ですかー？
そう言っていただけると、私もすごくうれしいです！」

これが「愛の循環」。

ストンと腑に落ちる。

「ごめんなさい、ちょっとわたし(の意)を通させてもらっていい？」

お願いする

自分を大切にするにあたり
人の手が必要なら
こうして素直に行動(言動)に出す

「いいですよ」

相手が　譲り、受け止めてくれる

身体がラクになって
心ががラクになって

自分が心から満たされる

すると自然に
自分の中に生まれてくる感覚がある

「ありがとう！」
「よかった！」
「うれしかった！」
「たのしかった！」

それも「素直に」行動(言動)に出す

「自然に出てくるにまかせる」と
言ったほうが　ふさわしいかもしれない

それによって
相手のしたことが浮かばれ
相手も満たされる

自分の感じた快適さや喜びで
相手も充電できる

「自分を大切にする」ことが大事だと
最近叫ばれるのは
きっとこういうことなんだと思う

ついつい　人に気を遣って

ついつい　
「悪いな」「申し訳ないな」と人に遠慮して

ついつい　
自分を抑えて人に合わせて

ついつい　
相手の気持ちばっかり先に考えてしまう

そんな人は
ぜひこんな小さなことから
トライしてみて

「えっ？そんな簡単なこと、どうして言えないの？」

「そんなことぐらい、すぐに口に出して頼めばいいのに」

そう言って笑う人も
きっといるわね

でも　あなたにはわかるよね

この
どうしよう。言おうか、言うまいかと
モヤモヤ、ドキドキする感じ

「自分を大切に」

ポイントは　
「素直に」。

そしたら