「くまピーちゃん」と一緒に。
ミルクから移行した
うすいうすい重湯でさえも
「こんなの飲めない、いらない」と
何度も何度も戻しては
大泣きしていた赤ん坊は、
ただ6年経っただけで、
一人前のお寿司に
イチゴのかき氷まで
笑顔でペロリと平らげる子どもに育っていました。
でも 「大丈夫」 なのです。
どんな顔をして乗っていても、
私たちは、運ばれているのだから。
今、この瞬間も。
魂には
「前よりもよくなる道」しかない。
魂には
「上昇」 しかない。
人の魂には
「成長」しか、
「純化」しか、
「深化」しか、ない。
たしかにあなたは自分を責め、
自分を見舞う不運を呪い、
嘆き悲しんだかもしれない。
でも、そのぶんあなたは
同じ不運に嘆き悲しむ人の肩を
無言でそっと抱いてあげられる人に
いつのまにか、なっているのです。
時が経つうちに。
それが 「上昇」 ということ。
小さなことでお友達とケンカばっかりしていた幼い子どもが、
いつのまにか
ドラえもんを見て、一緒に泣けるようになっているように。
だから、あなたは、大丈夫。
今日、泣いていたって、大丈夫。
傷つき、
怒り、
悔しがり、
思うようにならない心と体をうらみ、
もだえ、焦り、のたうち回っていても、大丈夫。
あなたは、今日もちゃんと 「運ばれている」 から。
「上」 へと。
あなたの
「よりよきところ」 へと。
あなたはもうあそこ(Down)へ
「戻る」ことはないから。
あなたは心のどこか深い深いところで、
その事実さえ、知っていれば、
それでいいから。
どこか心のほんの片隅で
それを信じていれば、それでいいから。
それさえ知って、
安心して、涙を流していればいいから。
昨日、私は尋ねられた。
「かりにこの世が、
大きな大きな、夢のショッピングモールなのだとしたら。
あなたがどんなに後ろを向いていようが、
いつかは上の階へ運ばれていくと知っているのなら。
あなたは、何階の、何売り場へ行って、何をしたい?
そこにしかない、何を手に入れたい?」
あなたは、どうだろう?