緊急ツーリング〜その10 | 中年通勤ライダーの悲哀と奮闘 〜CBR250RRと一緒〜

中年通勤ライダーの悲哀と奮闘 〜CBR250RRと一緒〜

通勤手段のバイクを、出来る限り自分でメンテナンスします。誰かに見て頂くというより、私的、覚え書き的なブログです。
……と言うのは、始めた頃の話。
最近はバイク分の多い日常の記録と、人様のブログにコメントしまくる「コメント魔」と化してます。

ツーリングが大好きだ。


バイクを走らせながら、タイヤのグリップを感じながら路面と会話するのが好きだ。


走りながら自分が今どう見えてるか想像しながら、どうしたら綺麗なフォームで乗れるか考えながら走るのが好きだ。


知らない風景に出会い、その景色の中に自分が溶け込んでいくような感覚が好きだ。


走りながら自分を掘り下げていく過程が好きだ。


悩みも、こだわりも、しがらみも、全部忘れて走っていられる瞬間が好きだ。


しがらみやヒトとの関わりあいの中で生活してる生き方の中で、一人になれる時間が好きだ。



そんな家紋が、自分の好きなコトを 好きなだけ 好きなように書いてるだけなのだが。



よければ皆と別れた後のあの日の続きをお話ししようと思う。



気のいいみなさまとお別れして、帰路に着いた家紋だが、新城バイパスをそのまま帰るとエゲツない渋滞にハマる事は経験上明らかだったので、旧道から新城市街を抜けて桜淵公園脇から豊川沿いを抜けるコースを進むことにした。

道中、同じくゆったり走るハーレーと一緒になったが、特に会話する事もなく淡々と走った。
明らかにお互い意識しまくってたのだが、家紋はオッさんでハレ乗りはヤングタイガーだったので特に会話を交わす事もなく、やがてハーレーは三ケ日方面に、家紋は豊橋方面にと互いの信ずる道を信ずる方向に向けて進んだのだ。
コレが家紋、乃至はハレ乗りがのどちらかが妙齢の女性だったりしたら、何かしらドラマが生まれたかもしれんが、生憎お互いむくつけき野郎同士だったので人生のレールは交わる事なく遠ざかっていったのだ。

時間的に西陽が凄くって、向きによっては ほぼほぼ正面が見えない中をユックリと走ったのだが、それでも1時間程で家に着いた。


家に着いたら嫁さんとムスメちゃんは新聞の日曜版のクロスワードパズルを夢中でやってて「おかえり〜」とか言ってくれなかったので、脇から覗いて「横の7は『行進』、したら縦の5は『正直 』だな」とか、優しく教えてやった。
ムスメちゃんは牛みたいな声を挙げて、家紋をポカポカ叩いて来たのだが、全くもって変わった感謝の表現をするヤツだ。
まあ、ポカポカ程度なら痛くも痒くもないので放っておいたが、その内ポカポカがボカボカになりボカスカになりドゲシドゲシとかになってくると思うのでそうなる前に感謝の仕方ってのを教えなおす必要があるな。うむ。

嫁さんはムスメちゃんのお世話から解放されて食事の準備を始めようとしてたんで、その前に一言だけ「今日は急な話だったのに快く送り出してくれてありがとう。お陰で楽しい休日が過ごせたよ」的な御礼を言った気がする。

嫁さんは小さく「うん」と言ったと思う。




家紋の緊急ツーリングリポートはコレで終わりだ。

最後まで付き合ってくれてありがとう。


以上。


解散。













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