天竜川高校 竜競部! レヴュー | 中年通勤ライダーの悲哀と奮闘 〜CBR250RRと一緒〜

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通勤手段のバイクを、出来る限り自分でメンテナンスします。誰かに見て頂くというより、私的、覚え書き的なブログです。
……と言うのは、始めた頃の話。
最近はバイク分の多い日常の記録と、人様のブログにコメントしまくる「コメント魔」と化してます。

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「天竜川高校 竜競部!」

読んだので家紋的、極々私的な読後レヴューだ。
極々私的なので内容に関しての保障はしない。
そして、家紋の食事観と同じで基本的に貶すことはしないので、「お!? 面白いのか?」って思って購入して読んだら詰まらんかったとか言われても知らんので御了承頂きたい。うむ。


えっとだな。

このレース経験者の作者が一番書きたいのはレースシーンだな。
表現の仕方も感覚に訴えるモノが多くって、ストレートエンドのフルブレーキングの表現で、ヨタヨタしたルーキーを突っ込みで躱す時の表現で「すごい勢いで後ろに吹っ飛んでいく」みたいなのがあるんだが、コレは経験者じゃないと書けない表現だと思う。読んでてちょっと背筋が震えたな。ちょっとだけだが。
ちなみに家紋はレース経験はないが、やってたとしたら「吹っ飛ばす」方ではなく間違いなく「吹っ飛ばされる」方であろう。もしくは自爆で「真横に」とか「宙を舞う」ベクトルで吹っ飛ぶ方だと思われる。

あと、レースに関わるスポンサー探しとかの舞台裏の話。
ここいらについては、成る程実体験に基づいたリアルでシビアな描写が結構出てくる。
家紋くらい長く、そして無駄に人生を生きていると、その中で一回や二回くらいスポンサー探したりしたこともあるのだが、5千円のスポンサー探すのに足を棒にして歩き回った記憶があるな。
あとプライベーターのラリーチームのスポンサー探しをした友人が、お弁当屋さんのスポンサーを引っ張ってきた事があったがその時は金銭支給ではなく、現物支給だった。
ラリー 一戦出場する度に、チームの参加人数分のノリ弁を支給して貰えるのだ。
セコイと思われるかもしれんが、ダートラとかジムカーナとかのマイナーな競技でも年間百うん十万の費用がかかったりするから、タイヤにクルマ、油脂類にメンテナンス費用を優先するとニンゲンの燃料なんざ後回しも良いとこなのだ。そう考えるとお弁当屋さんスポンサーの現物支給は非常に有り難かったりするのだ(*´ω`*)

で、本題の小説の方なのだが。

書きたかったレースシーンと地味な舞台裏の話だけだと、エンターテイメントとして成立しないんで、美人でスタイルが良くてライテクもシュアな部長と、ドジでホワホワした幼馴染の女のコ、後、クールでレース経験豊富なイケメンライバルが出てきて話を盛り上げるのだ(*´ω`*)

ちなみに実際のアマチュアバイクレースがどう言うモンかは知らんが、家紋が聞いてたラリー活動には女っ気とか全然無かったみたいだ。

まあ。

新しいブレーキパッド入れたんで焼き入れするとか言って、リフトで持ち上げたクルマのアクセルとブレーキをコンクリートブロックで固定して、軽くブレーキ掛けたまま、夜通しタイヤを廻し続けたり、

新車で買ったターボ車の「慣らしだ」とか言ってタービンが熱で真っ赤に焼けてボンヤリ光ってるのがわかるくらいになるまでドリフトして廻ったり、

アスファルトの上を競技用タイヤ履いてサイドターンからの360度アクセルターン決めるのにクラッチ蹴りまくってドライブシャフトが捻れて一回転しちまったぜウケケとか笑ってみたり、

5MT車のスタート時にスクランブルとか言って、一速に入れたまんまクランキングしてエンジンかかると同時に走り出すとかする様な、

イカれたクルマバカ達ばかりだったからな。

バブル時代の思い出を色濃く引きずってた当時のワンレンボディコン女子に、いつまでも相手にされる訳なかったのだよ(*´ω`*)

そして、基本的には今の世の中でもそれは同じだと思うので、オレ的にはこの様なきゃわゆい女のコがキャッキャ言いながらバイクでレースするために頑張るってのは、一種のファンタジーだと思う。



だが、それでもイイのだ。


オッさんだって夢見て生きていきたい時もあるのだからな(*´ω`*)違うかミンナ?



そんな訳で本日は以上。



解散。

















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