土日で開催予定だったバイクメンテ祭り、またの名をBBMVa(ビビンバ)←結構気に入ってる( ̄∀ ̄)
元々、スプロケチェーンと左クランクケースの中に入ってるワンウェイクラッチの交換を予定していたのだが、平日の通勤中にスコットオイラーのオイルラインがぶち破れると言う恐ろしきテリブルトラブルが発生して、そのオイルラインの補修はインスタントな感じの簡易補修で終わってたのだ。
なので、まずはそのインスタントな補修から、より安心安全な恒久対策にシフトする事にした。
ぶっちゃけスプロケチェーンの方が普段目にするぶん、読者様の共感が得られそうだと思うのだが、スコットオイラーのオイル漏れは状況によっては生命の危機に直結するのだ。
なので、此処はやむを得ないのだ。
ってかスコットオイラーってなんぞや?って方が殆どだと思うので簡単に説明すると、「走行中にチェーンに給油する装置」なのである。以上説明終わり。
こう言った「◯◯しながら◯◯出来る」アイテムってのは実に現代らしい 「ながらアイテム」だと思うのだが、バイク乗り以外の方にとっては「チェーンの給油」ってのがどんだけ面倒かピンとこないと思うので説明するとだな。
バイクのチェーンと云うのは諸説あるのだが、だいたい500kmくらい走ったら給油が必要と言われるんだが、500kmとか通勤メインの家紋ですら一ヶ月で走り切っちゃう距離な訳で、そうすると一ヶ月に一回は給油が必要なわけだ。ちなみにライダーの聖地北海道とか走ると一回のツーリングで2千kmとかヘッチャラで走っちゃうと思うんだが、そうすると広大な自然の中で周囲に地平線しかないような場所で、クリクリとチェーンメンテしなきゃいけなかったりするのだ。しかもそれは晴天の日ばかり走ってる場合で、雨が降ったりするとオイルが流されちゃうので、すぐに給油しないとまずいのだ。給油するにはバイクをジャッキアップする必要があり、ジャッキアップした後でリアタイヤをチョットずつ回しながらチェーンオイルをプチプチと垂らしてゆくのだ。こうなっちゃうとわざわざ高い金出して北海道まで行って、命の洗濯、ライフクリーニングに来たのか、チェーンメンテしに来たのかサッパリ判らんくなってしまうな。ちなみに垂らす前にはあらかじめ専用のチェーンクリーナーってスプレーで綺麗にしておく必要があるのだが、家紋の様に通勤メインの過酷ユースだとチェーンにもドロドロな感じのいわく言いがたい汚れとかがへばりついてるわけで、それを取るのはなかなかハードな仕事ではある。しかもメチャ綺麗に掃除したピカピカに磨いたチェーンに、後からオイルをビシャッと掛けるのだからコレはもうなんとなく背徳的な雰囲気漂うアウトな感じの作業なのである。
で、この背徳的な感じの作業を自動で行ってくれるのがスコットオイラーな訳でこれが有れば500kmおきの手動での注油作業が不要になる。
雨中の通勤でオイルが流れちゃった後でも、って言うか雨の中走ってる最中でもそのまま走ってれば勝手にオイルが流れ出てくれてチェーンを守ってくれるのだから、家紋のツー勤グを下支えしてくれてるのはコイツ、スコットオイラーなのである。ちなみに本来はヨーロッパのオッサンライダー(かどうかは知らん)が超長距離ツーリングの際に「チェーンメンテで楽してえ」と思って地道に開発を続けて商品化したアイテムなので、先に述べたように2千kmオーダーのツーリングとかでその真価を発揮する。家紋のように通勤メインのライダーが「チェーンメンテ メンドくせ」と思ってコレ使うのはアウトな感じなのかも知れん。
知れんのだが。
ココまでラクなアイテムで、雨でも雪でも台風でもバイクで通勤する家紋にとっては、スコットオイラーは生命線なので、なにを直さずともまずコイツだけはすぐに直したかったのだ。
リアのスプロケに向かって走るオイルラインに空いた穴の上から、手持ちのゴムホースを被せて穴を塞いでいたのだが、オイルが沁みる空間というか隙間が多ければ、その分オイルの吐出量の管理が難しくなるので…。
穴が空いた部分からラインをカット。
カットしたラインは端部をライターで炙るとクルクルッと膨らんで、コレが「返し」になるので…。
ココにスコットオイラーキットの中に入ってたチューブの余りを適当な長さにカットしてぶっ刺して接続して補修完了だ。
その後、システムに負圧を掛けて、エンジン始動状態を再現。
空になったラインにオイルを満たして作業完了。
で、この次にスプロケチェーンの交換に取り掛かる訳だが、今日はココまでとしたいのだ。
ぶっちゃけ、朝から晩までブリブリにメンテに打ち込んでたので正直疲労困憊なのだよ。
って訳で続きは明日だ。
以上。
解散。
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