これが私の夢です！！
というメッセージを最近よくいただきます。
夢って「見る」ものなんだけれども、見ているだけでいいの？
というのが個人的な感想です。

自分の中で「夢」という取り扱い方にしている時点で
どこかで「叶いっこないよね」という想いがあるんですよね。
それはそれはうっすらとしているのでなかなか気付きませんが。

「夢」と言っていれば、仮に叶わなくても
「だって夢なんだもん」「しょせん、夢だし」
と、言い訳が立ちますよね

本当にこうしたなんでもない些細な表現の中に
【制限】や【自分に許していないこと】
を、見つけられるんですね。

大きすぎる目標にしてしまうから「夢」という
どっちでも良いようなポジションへと
無意識のうちに自分でしてしまうんですね。
「○○になります。笑」のように【笑】をつけてみたり。

この【笑】は「自分にはどうせできっこないし」と
自分で自分をあざ笑う【笑】にすぎません。

最近とみに多いのが「本を出します！」「本を出したい！」というもの。
わたしは過去、出版のお話しをいただいたことがあります。
結果としてお断りしましたが、とっても素敵ですよね、本を出すって。
自分の考えや思いをパッケージするって素敵なことです。

まず、こうした願いを持った場合
願いと自分との目線を合わせるといいかもしれません。

なんとなく出来そうな位置まで自分で調整すると
自分の目線に合いますから「ぐっ」と近くなり
なんとなくの感触や手ごたえをつかみやすくなります。

「本を出したい」ということは
つまり【伝えたい何かがある】ということですよね。

出したい出したいと言うだけでなく
それに向けて、じゃあ、具体的に何ができるか
今の自分にはどんなことができるかをという
次の一手考えて行動していくと現実味が帯びてきます。

【伝えたい何かがある】
ということは
【動かしたい ≪何か≫ がある】
とも言い換えることができると思います。

「動かしたい何か」とは、誰かの心に触れることで
その誰かの中にある何かを揺さぶることですよね。

であるならば

・その伝えたいことはどんな何に貢献するのか。
・その伝えたいことを必要とするのはどんな人たちなのか。
・どんな誰に向けて何を発信するのか。
・それを受け取った人たちがそれによってどうなるのか。

骨組みとして、こういうことをイメージしてみるんですね。
そして、そこへ紐づけていく実際の行動として
自分に今、何ができるかを考えるんです。

一番お手軽なのが、自分の考えや感じ方を
ブログやツイッターやなんかで発信すること。

自分の書いた文章を客観的に
眺める機会を持つことはとても大事です。

まず、人が読んで意味が通る文章を書くこと。
文字だけで伝える文章は、自分の考えを綴る日記とは違います。
文章は回数書いていれば上手くなっていきますから
どんどん外へ向けて表現すること。

当たり前のように思われるかもですが
不特定多数の方へ文章で何かを伝えて
それを実践してもらい、変化を促すような文章を書く
というのは、お友達へのメールなどとは違います。

かといって、不特定多数過ぎても伝える内容や
表現に制約ができますから、ある程度ターゲットを絞るんですね。

その上で、読みやすさや、表現、分かりやすさとか
読んでもらいやすさってどういうことだろう？
と、自分なりに学んで追及すること。

文字から伝わる雰囲気や、テンション、圧迫感などで
その人の印象はほぼ決まりますから、このあたりも気にしつつ。
(落ち着きなさやガサツ感なんかもね、文章に出ますよ。)

そうすると必然的に本を読む機会も増えるでしょうし
電車の広告なんかも目に留まりやすくなります。
(脳が重要と判断した必要な情報を拾う働きをする)

これがもうちょっと進むと、一歩も二歩も突っ込んだ行動として
出版関係のセミナーなんかにも出てみようかなとか
何だったら自費出版もアリだなとか考えついたりして
自費出版するなら自分で出版するシステムを構築するかな、とか。
そうすると、知見を広げるためにいろんなジャンルの方と
交流してみようかなとか、何かしらあると思うんです、何かしら。

そうする中で、自分にとって
チャンスに繋がる出会いが必ずあります。
そういうものをひとつひとつ確実に掴んでいくこと。

「デカイことじゃないから」「本願じゃないから」と
小さなラッキーをおざなりにしないこと。

いきなり大きいチャンスを待つのではなく
今の自分ができることをこつこつやる。

小さなラッキーを拾えなければ
大きなラッキーなんて掴めませんよ。

そして
【伝えたい何かをパッケージにして世に出す】
ということは、同時に
【それに対して対価が払われる】
ということでもありますよね。

つまり、同時にそうして得たお金さんで
一体自分は何をするかも考えておくと
ぐんとイメージに奥行きや厚みが出て。
叶う方へ向けてどんどん広がりやすくなります。

ひとつの方向からのみアプローチするよりも
いろんな方面から多面的にアプローチすることで
叶えたいことがどんどん膨らんで現実味を帯びます。

これはどんな願いでもそうです。
頭の中だけで完結させてしまわず
まずは、手でも何でも動かせるところから動かしてみる。
こういう小さな取り組みが実を結んでいきます。
ぜひ、取り組みの一環としてお試しくださいませ。


－－－－－－
ちなみに・・
わたしが出版のお話しをお断りした理由は
今のところわたしの役割が
「出版というカタチで広くたくさんに向けて伝える」
というものでははないからです。

確かにわたしの目指すものは
たくさんの方に実践方法などをお伝えして
一人でも多くの方に、幸せになって欲しい
生きやすい人生を歩んでいただきたいというものですが
わたしの仕事の取り組み方として
お一人おひとりが変わった！叶った！できた！と
思ってもらえる仕事の仕方が好きなんです。

本やセミナーや勉強会などを通じて
広く、たくさんの方と向き合うのも大事ですが
やはり、お一人おひとりの個人差や個性がありますから
ご事情や状況だけでなく、使え方や考え方や感じ方含め
全て同じではありませんよね。

同じじゃないから、みなさん自分の答えや
方法が知りたくて、あちこち情報を探したり
いわゆる「ジプシー化」するわけですから。

トップブロガーさんだったり、本を出されて売れっ子になって
重版が何回もかかったり、そういう方法で「伝える」という
役割を任されている方がおられるのは素晴らしいことです。

その反対側で、わたしみたいに、地道にこつこつ
目の前のお一人おひとりに
「伝える」という役割を任されている者もいる。
両方があっていいと思うんです。

こういうバランスって大事なことだと思うんですね、個人的には。

それぞれ、神さまから「伝える」ことへの
役割や方法について任されていることが違うんですよね。
それなら、わたしはわたしの役割をこつこつこなすだけです。

その人その人にフィットする取り組み方や考え方を
１対１のコンサルやレッスンという場で
お伝えすることがわたしの役割なんです。

なので、わたしの役割が変わるまで
わたしはあくまでも「あなたのために」今後も
あらゆることをお伝えしていきます。

役割が変われば「伝え方」もまた変わるでしょうから
それはそれで楽しみにするとして
今はこの「個人コンサル」「個人レッスン」というスタイルを
楽しみながら大事に丁寧に取り組むのがわたしに任された役割です。

ということで
わたしのコンサルやレッスンは
あなたのための、あなただけのものです。





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