原題:INHERENT VICE
製作:2014年 アメリカ
監督:ポール・トーマス・アンダーソン
原作:トマス・ピンチョン
脚本:ポール・トーマス・アンダーソン
音楽:ジョニー・グリーンウッド
出演:ホアキン・フェニックス、ジョシュ・ブローリン、オーウェン・ウィルソン、キャサリン・ウォーターストン
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1970年代初頭のロサンゼルス。ビーチを拠点に活動
するマリファナ中毒のヒッピー探偵ドックを、以前
付き合っていた女性が訪ねてくる。

彼女の依頼を受け調査を進めるドックだったが、
いつしか巨大な陰謀に巻き込まれていき……。
(シネマ・トゥデイ より)
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トマス・ピンチョンの小説『LAヴァイス』が原作。
監督のアンダーソンは2010年頃から脚本を書いていたそうで
当初、ドッグ役はロバート・ダウニーJrだったとか。

でも、今作のような“変わり者”の役がハマるのが
ホアキン・フェニックス。素も変わっているようで

兄リヴァーも生きていたら、どうなっていただろうかと
想像したいような、したくないような…

さて、アンダーソンにとって7作目となる今作。
これまでも独特な世界観の中で
繰り広げられるストーリーは
決してどれもわかりやすいものではありませんでしたが

今回は結局、真相はよく理解できず…
頭の中がマリファナを吸ったかのように
もうぐちゃぐちゃ。

とはいえ、吸ったことはないので、
この表現も合っているかわかりません(^^;

元カノが絡んだ、不動産王の失踪事件に首を突っ込むも
警官にはどつかれ、今カノにはFBIに差し出され
情報屋へ“転身”した元サックス奏者や
いかれたロリコン歯科医が絡んでくるわで

うーん、ひとつひとつのシーンは面白いんですが
自分の中でパズルがうまくはまらない。

それでもベニチオ・デル・トロや
ジョシュ・ブローリンがいい味出してるですよねー。
(最後にジョシュがお盆に乗った
 ○○を頬張るシーンなんて最高)

そして、元カノのシャスタ・フェイ役を演じた
キャサリン・ウォーターストンは今作で注目を浴びて
いまやひっぱりだこのよう。

もう1回観ようかなあ。
でも疲れそうだなあ(笑

インヒアレント・ヴァイス