連・断・続の部屋  

捨てる過去など何もなく、日々の社会との繫がり、自己の活性化、整理のためにつぶやく。

高熱持続でも自宅療養が主?

2016-07-30 13:30:42 | 健康・病気
7月15日から39度以上が続き、だるくてしょうがない!という人が27日来院。
近隣ではなく、やや離れている地域からなので、受診状況を確認し、仙台血液疾患時代に加療し治癒した人の勧めという。

39度の発熱が2週間。当院来院前に、近隣の2医療機関を受診し、解熱剤、抗生物質の投与で、数日後にウィルス感染症だろうから抗生物質は効かないな。といわれたという。

末梢血液数の増加は無く、ウィルス感染症という診断は正しいだろうと前医の診断に同意したが、
屈強そうな中年男性の面影は残しているとはいえ、脱水があり弱っている。
補液で対応することにし、入院設備を持たない現状で、翌日も再受診を勧めた。
緊急連絡が入った、採血結果は、血清ナトリウムが、113という恐るべき低値だったのだ。
腹部がぎゅっとねじられているような感じとか、単なるだるさではないという、患者の訴えは電解質異常によると判明。
独身男性で、高熱が持続、ほとんど経口摂取できず、高熱による体液喪失の結果は、おそるべき死のロードレースに踏み込み始めていた。
採血結果に対応した補液などの対応で、けいれん用の症状は消失し、3日目にして解熱傾向となった。
患者は、先の2医療機関へは、不信感を抱き、持病もないから、もう受診しないという。
医療対応の今後への改善として、先の医療機関からの紹介ではないので、どのように連絡をすべきか?
顛末をお知らせして、不快と思われることも多く、悩むところです。
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