徳不孤必有隣marimerucha  

藤井聡太八冠の棋譜鑑賞
クローン病との闘いの日々を綴っています
熊本地震で被災し長らく避難生活をしていました。

聖の青春

2016年12月03日 | 避難生活
久しぶりに映画を観に行きました
長時間を同じ体勢でいることが辛いので
映画館は中々大変です
いつもだったらレンタルDVDが出るまで待ってからの自宅鑑賞が定跡ですが
何せ村山聖九段のファンだった身としては
観たかった映画です
大崎さんの原作小説を読んだことがあるので
もの足りない部分や
違和感のある対局風景が多々ありましたが
松山さんの演技力だけでも観た価値がありました
ネタバレですが
子供時代のエピソードが少な過ぎて
将棋の世界に入るまでの葛藤が描かれてないのが残念
谷川九段とのタイトル戦は将棋人生の中でも誉れな大切なことだったと思うのですが
描かれてないし
それも当時の和服が別の対局で着ているし
羽生三冠との最後の対局の痛恨の一手は
対局の根本が場所なども含めて違うのが残念
せめて対局後の有名なインタビューシーンは欲しかった
放映時間の制約もあるし
映画を観るのが将棋ファンだけじゃないし
村山聖のファンより
主役の松山さんのファンが圧倒的に多いんだろうから それで正解なのかな
映画としては十分楽しめるいい映画だと感じますが
村山聖のドキュメンタリーにはなってません
なのに主役の対局風景が物真似みたいに似ているので
全体的に違和感を感じました
僕が脚本家だったら
羽生とのエピソードより
師匠とのエピソードを増やして
対局シーンを削りますが
興行的にはダメになりそうです

コメントを投稿