読書を習慣化させたいから
気になったり面白そうな本は常にチェックしててよく買ったりもするんですが、気づけば未読のまま部屋の隅っこで積読(つんどく)状態になってしまうことが多いのが今の現状です。
なんとかこの積読状態を打破し、読書を習慣化したい。最低でも月に一冊ぐらいは読みたい。
それならば読書に大好きな革の経年変化という要素を取り入れることで、本に意識を向ける事は出来ないかと考え、今回はレザークラフトで文庫本用サイズのレザーブックカバーを作ることにしました。
製作開始
最近ずっとキャメルの革ばっかりだったので、たまには違う色を作りたいと思い、東急ハンズでカット革を買ってきました。
日本最高品質として名高い栃木レザーのヌメ革で、サイズが20×40cm、厚さは1mm、お値段は1,280円でした。
型紙はこの教本に掲載されていたものを参考にして、自分で書き起こしたものを使います。
銀ペンでケガキ線を引きます。
カッターで3つのパーツに裁断します。
コンパスで内3mmに線を引きます。
菱目打ちで縫い穴を空けていきます。
全てのパーツに縫い穴を空けました。
まずは本体を除いた2つのパーツのこの部分だけ縫います。糸はベージュを使いました。
2つのパーツを本体のこの位置に合わせます。
あとは本体の外周をひたすら縫っていきます。
レザーブックカバー完成!
というわけでヌメ革のレザーブックカバーが完成しました!まずは表面。
中面。
血筋がいっぱい。
文庫本に装着してみました。なんとも美しいフォルム。
このような仕組みになっていて、色んなサイズの文庫本に対応できます。
ニートフットオイルを塗ってみる
ヌメ革の焼け色に深みを与え、油分補給・劣化防止の効果を持つニートフットオイルを塗ります。
ウエスを使って全体にサッと塗っていきます。
数時間後、乾いたウエスで全体を乾拭きしたものです。少しムラになってしましましたが、そのうち気にならなくなるでしょう。
最後に
抜群の風合いと自然な素材感のブックカバーが完成しました!
手に持った感触はとても優しく手に馴染みます。ずっと触っていたくなるような感触です。色も今は生成りですが、これから長い時間を掛けて味のある飴色に変化していきます。
手の油分を栄養として育てるので、こいつと一緒に本を読めば読むほどエイジングを促進することが出来ます。まさに読書に経年変化という新たな楽しみが加わりました。これなら間違いなく読書を習慣化できそうな気がします。
読書が続かない、積読してしまうといった悩みを持っている方、自分で作れとまでは言いませんが、ぜひともお気に入りのレザーブックカバーを見つけてみてはいかがでしょうか。