私は、三味線というのは聞いたことはありますが、特に三味線のどこが良いとか、歴史など何も知らない一人です。

 

しかし、この高橋竹山先生の三味線を聞いたときに、とても力強くまた、優しさも感じとても心に響きました。

 

テレビで紹介されていましたて、下記に先生の経歴を書いてありますが、三味線で生活をするのに、人の家の前で三味線を弾き、お金をもらっていたそうです。

 

家の前で三味線を弾いていると、「うるさいどこか行け!」というように怒鳴られたこともあるそうです。

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青森県東津軽郡中平内村(現在の平内町)小湊生まれ。

3歳の時に麻疹をこじらせて半失明する。その後近所のボサマ(盲目の門付芸人)であった戸田重次郎から三味線と唄を習い、17歳頃から東北北部・北海道を門付けしたという。

1933年(昭和8年)3月2日に三味線引きの仕事で三陸海岸にある玉川の旅館に宿泊中、夜半過ぎに強い地震に遭った。これが昭和三陸地震と呼ばれる地震で宿泊していた宿は津波に襲われて全壊。高橋は地震が収まったあと宿から避難し津波の来る直前に命からがら宿の裏にある山へ避難することができた。

1938年(昭和13年)イタコをしていたナヨと結婚。

太平洋戦争の激化で三味線では生活が支えることが難しくなり、1944年(昭和19年)、鍼灸師とマッサージ師の資格取得のため県立八戸盲唖学校に入学。一時芸の世界から身を引くが、1950年(昭和25年)から津軽民謡の神様とも呼ばれた成田雲竹の伴奏者として各地を興行。その際に雲竹より『竹山』の芸名を受ける。1954年(昭和29年)から雲竹とともにラジオ青森の民謡番組に出演した。

成田雲竹は高橋竹山に対して、伴奏のみならず他の津軽民謡に三味線伴奏を付けるよう依頼、以後雲竹の作詞作曲した『りんご節』など、雲竹・竹山のコンビで多くの津軽民謡を発掘・制作し発表した。

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芸や道というのは、人に技術を学びそれが出来るのが当たり前です。

 

ちょっと物覚えのいい人であれば、三ヶ月くらいあれば、芸は覚えられます。

 

しかし、人に感動を与えたり、人が自然にその芸を見て聞いて、心の支えになるというのは、何年かかるか分かりません、下手をすれば一生無理かもしれません。

 

私もお陰様で、整体や氣・ヒーリングの技術を人から教えてもらい、最高の技術は身に付ける事ができました。

 

最高の技術とは、自分自身にも効果があり、他の人に対しても効果がある事と解釈しています。

 

技術は無くても、地位や名誉をもらい、また、テレビやマスコミで有名になる人がいます。

 

本来は、技術や人間性に優れた人が地位や名誉をいただき、テレビやマスコミに取り上げられるのが普通ですが、これも世の中の矛盾ですね。

 

そんな中、竹山先生の三味線をテレビで聞いて、心から力づけられ自分勝手に「心の師匠」だと思っています。

 

私も無名で、人に施術をしていて本当に辛くなると、竹山先生の事を思い出します。

 

技術を学び人がこころから認めてくれるようになるには、自分のことを何も知らい、施術の技術も知らない人が、実際に施術を行ってみて改善し、先生とお会いし話をするだけでも心が安らぎ治った気がすると言われる事だと思います。

 

竹山先生もとても人を感動させる三味線を弾けるようになるには、それ相当のご苦労があったと思います。

 

であるから、いろんな人が三味線を弾いていても、竹山先生の三味線には、人の心を癒す力が自然と身についているのだと思います。

 

私も、精神的に辛い時が続くと、施術やヒーリングを止めたいと思う時があります。

 

しかし、私にはこれでしか生活が出来ませんので、思い直しやっています。

 

人生生きていると、いろいろと環境が変わる事が多くあります、そんな時、とても心が揺れ動きます。

 

その心の揺れに対して、対応出来る能力を身につける事が、重要なのであります。

 

心の揺れとは、人から良いことも言われることもあれば、悪いことも言われることもある、お金が入り良い思いをすることもあれば、お金が無くなり貧乏をすることもある。

 

どんな状況においても、自分の考え方を少し変えて対応しなくては、生きていくことはできないのです。

 

そんな中でも、芸と道の基本は変わらず、水のように変化をする。

 

私が学んだ技術は秘儀である為、一旦は無くなったように見えるが、チャネリンを通して、最古の技術が現代によみがえっているのです。

 

いつの世も何が本物で何が偽物かを見分けるのは、本当に難しいですが、自分の心に正直になると見えてくるかもしれませんね。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました、何か貴方の役に立つことがあれば嬉しいです。

 

鈴木教禅でした。