私は、自分自身にも他人にもいつも言い聞かすことがある。
「人の上に立ちたかったら、上を見るな下を見ろ!」
世の中には、いろんなセミナーや会社・学校があります。
学校でも、会社でも、一流学校・一流企業がある。
トップを目指すには、やはり、一流の学校・一流の企業に入らなければ、トップにはなれない。
若いうちから、上の人の真似をしている人は多い。
一流会社の社長や芸能の世界でも、一流と言われている人の真似をすることで、人の上に立てると思っている人が多いと思います。
今までは、形でけでもトップの真似をしていれば、何とか人に認められ、高収入を得ていい思いが出来ていただろう!
しかし、家庭や身近な人には、それは見抜かれている。
心からその人をしたっているのか?
心からこの人の為に、自分の命をかけていいと思ってもらえるのか?
心から「私はこの方がいなければ生きていけない」と思われるのか?
地位も名誉も無い人。
生きるのに不器用な人。
どんなに苦しい思いをしても、笑顔で一生懸命生きている人。
ある立派な社長さんの話を聞きました。
私は、セミナーを開催して、お客様を迎える時に、まず、天候の心配をします、そして、お客様の足元を気遣うそうです。
社長であれば、売り上げの為に、何人のお客様に来てもらえるか?
うまくお客様に話をして商品を買ってもらえるか?考えると思いますが、その考えはトップの考えではありません、会社の経営を任されている人の役目です。
以前、現在のPanasonicの創立者、松下幸之助さんが講演会で話をした時の有名な話があります。
Panasonicの経営を任されてる人が、商品の話をとてもうまく話をしたそうです、最近ではアップル社のスティーブ・ジョブズのように、プレゼンで商品の宣伝をしたそうです。
しかし、最後に松下社長がこう言ったそうです。
「私の会社は確かに良い製品を作っています、しかし、我が社は人を創っているのです」
その言葉通り、工場に言っても働いている人が、私達に対して元気よく「こんにちは!」と挨拶をしてくれるのです。
とても、雰囲気が良く気持ちよかったのを思い出されます。
トップになるのには、下で働いている人がいなければ、トップではありません。
社員の方々が、「この会社で働いているだけで幸せです」と思われるシステム創りが必要なのです。
常にお客様の目線に立って、今自分が何をすれば良いのか?考える教育をして、その対応を上の人が見ることで、また、社長が会社全体を変える事が出来るようでなければなりません。
どんなに小さなもめ事でも、真剣に向き合う事で、大きな問題も解決出来るのです。
生まれたての赤ちゃんに学ぶ事で、うまく会社の経営をしていくためのヒントがあるのです。
上の人のやることなどを学ぶのも大事ですが、時代の変化が激しい現在では、先代の社長のやり方が通用しない事が多くなっています。
もっと、社会の人々を見て、社員のこともよく見ることで、新しい社会が出来上がって来ます。
真剣にトップになりたかったら、お客様に気遣い、同僚や部下に気遣う事が重要です。
部下や嫁さん、子供にも、何か自分の事をしてもらったら「ありがとう」の一言をいうだけでも違って来ます。
無論上司や目上の方に、お礼を言うのも重要です。
上の人は自分も経験しているので、少しの失敗は許してくれますが、下の人は経験が無いので、文句を言われたり、言う事を聞かなくなたりします。
心から会社のためになど思う事がなくなると言う結果になります。
家でも同じ事が言えますね。