「そのテキトーさで乱世を生き残った!」人ったらし王・アンリ4世⑥ | 清く図太くしたたかに!3日で読める!リーダーが強運で居続けるための「人間学読本」ヨーロッパ英雄史小説

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はじめまして!秀田木崇文(ひだきたかふみ)です。3日で読めるヨーロッパ英雄史小説小説を書いています。このアメブロで連載した『帝国の鷲〜皇帝カール5世の生涯〜』が電子書籍として、Amazonで販売中です!

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ヨーロッパ英雄史小説作家・小園崇文です。

 

「デキるリーダーは歴史に学ぶ!ヨーロッパ史を図太くしぶとく生き抜いた強運な王たちの物語」

 

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アンリ4世

アンリ4世

●改宗と逃亡と快楽の日々

「サン・バルテルミの虐殺」の翌日に、いとこのコンデ公アンリと共にカトリックへの改宗を強制されたアンリ。しばらくは王宮内で悶々とした日々を送ります。ですがまだ19歳。活力が有り余ってしょうがないアンリは、王宮の中の一室で大人しくしていられるタイプではありません。だからこそ、国王シャルル9世や王太后カトリーヌ、ギーズ公も「アンリを国許に帰すのは危険。虎を野に放つようなもの…」として、王宮に監禁しておく訳ですが…。

 

で、「サン・バルテルミの虐殺」という歴史的大事件の陰に隠れる形で、危うく忘れてしまいそうになりましたが、この時アンリはシャルル9世の妹マルグリートと結婚しております。このマルグリートという王女は、後にフランスの文豪アレクサンドル・デュマが著わした『王妃マルゴ』という作品の主人公になっています。この作品にはアンリとの結婚生活のことや当時のフランスの情勢のことが詳しく書かれていますので、興味ある方はご一読ください。

 

本来なら新婚ホヤホヤ。たとえ政略結婚とは言っても、そこはそれなりに楽しい新婚生活が待っていたはず。ですがせっかくの晴れの結婚式は「サン・バルテルミの虐殺」事件ですっかりケチが付いてしまい、それも影響したかこの夫婦、遂に最後の最後まで仲睦まじくなることはありませんでした。アンリは最初の頃こそ、虐殺事件のこともあり、それなりに神妙に過ごしてはいましたが、ほとぼりが過ぎてくると、これ幸いとばかりに「女好き」の虫が騒ぎ出し、宮中の貴族女性相手にロマンスを楽しむ始末。一方それを見たマルグリートは夫の浮気を歯噛みする思いで眺めている…。ようなやわな女性ではありませんでした。このマルグリート、子供の頃から勉強もでき、ハッキリ言って国王になる兄たちよりも優秀。しかも美人。「この子が男に生まれていたら…」と王太后カトリーヌも思ったか思わなかったか。それぐらいに、ただの政略結婚の道具で終わらせてしまうにはもったいない人材でした。だがそれだけではなく、このマルグリート、頭が良くて美人なだけではなく、いや美人であるが故か、いわゆる「性の方面」もかなり派手。一説には兄たちと「近親相姦」の関係にあった、という説もあるぐらい。美人でありますから、言い寄ってくる男には困らない。その全員とは言わないまでも、かなりの人数とは「男女の関係」になったようで…。

 

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