老いの坂道(パピー)

楽しい心で歳を取り、働きたいけど休み、喋りたいけど黙る。
そんな気持ちで送る趣味を中心に日々の一端を書き留めています。

読書日記『池波正太郎の銀座日記』

2016-08-13 | 読書日記

 暑い、暑いといいながら時はやっぱり速足で過ぎていきます。

歳を重ねるとどうしてこんなに月日の過行くのが早いのだろうか、

今日からお盆ですね、花屋さん、お坊さん、お忙しいことでしょう。

お墓まいりにもここしばらくご無沙汰してます。

体調が思わしくなく、遠方までお出かけが少々困難なため・・・

今朝はお墓の方角に向かってご先祖さまの霊に静かに手を合わせました。

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今回の「読書日記」は〈日記シリーズ3作目〉『池波正太郎の銀座日記(全)』です。

ちょっぴり手抜きで「読書メーター」でUPした255文字の感想文をコピペ

*  *  *

  再読ものですね。川口松太郎氏から「・・銀座日記を読むと、少し食べ過ぎ、飲みすぎ、

  見すぎ(映画)という気がする。とにかく大切に・・」というハガキをいただいたくだりが

  本書のなかにあるが、全くそのとおりだ。

  トンカツ・ウナギ・テンプラ・・・こんなのばかり食べるから67歳の若さで逝ってしまったのだ!

  でも、池波さんにとってはこういったことが旺盛な創作意欲の源だったのだろう。

  「剣客商売」「「仕掛人・藤枝梅安」「鬼平犯科帳」シリーズで随分と楽しませて

  貰った池波さんのプライベートの一端を垣間見ることができる本書だった。

*  *  *

今でも全16巻が書棚の片隅に残っている「剣客商売シリーズ」

江戸屈指の剣の達人秋山小兵衛とその息子大治郎だったかな。

父小兵衛の軽妙洒脱な人生と真面目な性格の息子とのやりとりの面白さ、

次々と事件を解決していく秋山親子の剣裁きに爽快さを覚えたことだった。

そんな物語を著した池上さんのこの「日記」、第二次大戦の荒廃からいち早く復興していった

当時の銀座風景が目に浮かぶようでウキウキ気分にさせてくれました。

映画関係のお仕事されておられた池上さんは試写会にたびたびお出かけだったようです

その帰りに銀座界隈での飲食風景がたっぷりと記された本作品、また楽しかった。

池上さんってかなりのグルメさんだったんでしょね、料理のおいしさと共にお店での

池上さんの優しい人間交流の素晴らしさがわが身に乗り移ってくるようで

570ページの長編も全く退屈なしで読了できました。

今も現存のお店もたくさんあるだろうな・・・もう少し早く読んでいたら

東京出張の際に一度は立ち寄ってみたいお店があって残念に思ったことでした。

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◎ ハンギングポット、その後(これ、どうもシリーズものになりそう)

前回UPしたガーベラちゃん、やっぱりダウンしました。

今の時期、お盆で花屋さんは年一番の稼ぎ時、こんな100円や300円の鉢植えは

すっかり品薄でした。中で目が引いた黄色いちっちゃな「菊」のはな。

ガーデンマム「ジジ」を買ってきてポットに植えました。

「マム」って菊のことだそうですね、小さな蕾がたくさんあるのでもっと賑やかなポットに

なってくれるよう水やり頑張ろう!

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◇ 今日もご訪問ありがとうございます。

◇ 昨日の歩き歩数:6324歩(先日小学時代の同級生と電話で話していたら彼は午前3時に起きて

   約2時間、10Km近く散歩するとのこと、主治医からやりすぎだ!なんて叱られたと言ってた)

◇ 今日の独り言

   昨日の朝日新聞に終末期医療の記事が載ってましたね。

  この中に気になったことがありました。

  以下記事転載  

   (脳梗塞後のけいれん発作で母(83)が特養ホームから救急搬送され3年が経つ。

    目は開くものの意識は定かではない。栄養補給のために鼻から入れた管は抜けないまま。 

    医師に「回復は見込めない」と言われている。月の医療費は約14万円だが、重度の障害が

    あるために自己負担はない。 母は「日本尊厳死協会」に登録し、延命を望まないと説明

    していた。家族も意思を尊重して担当医に伝えたが、「いったん入れた管は抜けない」と

    拒まれた。〇〇さんは「こうなるとは思わなかった。本人や家族の同意があれば、治らない

    のがわかった時点からでもなんとかならないのでしょうか」。。。)

 人間だれしもが迎える可能性をもっている終末期、多くの問題をもっている事案ではあるがまずは

 この「尊厳死」をなんとか法的に認める制度を政治の場で議論にのせてほしいものです。

 本人の希望があり家族の同意もあって回復の見込みがない患者を生かし続ける意味は一体どこに

 あるのだろう。 無駄な医療費の抑制で健康保険や介護保険・税金の無駄使いをなくそう!

 一体だれがこの尊厳死制度に反対しているのだろうか・・・

 

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4 コメント

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Unknown (雪女)
2016-09-02 16:57:26
残暑と秋風 一日の中で両方を感じるこの頃です。
パピーさん 体調はいかがですか?
来月、銀座へ行きますので ここいいよ!という
お店や場所がありましたら 教えてくださいね
若い時、気がついたり思えたりしていたら、、、と
思うこと ありますよね~
でも、パピーさんは お仕事バリバリだったんでしょう。
それはそれで、カッコいいですね!

私、夏休みを利用して 暑さにもマケズ?
山陰へ姉と旅してきました。
一度は!と思っていた 足立美術館へGO!
三時間ほど庭を眺め、お茶をいただき、暑さを
忘れてきました。
その後、出雲大社から日御碕へ
最終日は岡山に戻って、後楽園に行きましたよ!
パピーさんを探しましたが・・・・
ダンディな紳士が見当たらなくて。残念!

緑の千入の森も素敵でした。
鶴が舞ってる姿にも感動しました。
いつか茶室にも入ってみたいです。

そんなこんなで、夏を満喫した雪女です。
Unknown (たまご)
2016-09-09 11:40:29
海外ではあまり寝たきりの老人がいないそうです
日本のように栄養を供給するというのが
あまりないとアメリカやヨーロッパに住んでいる
同級生が話してました
私もパピーさんと同じ思いです
いつかは誰にでも訪れること
意思に反して生かされる
本人も家族も大変だと思う
尊厳死。。。本当に誰が反対しているのかしら
Unknown (パピー)
2016-09-09 16:27:46
雪女さん こんにちは

ゴメンなさいね。1週間も前にいただいてたんですね
2日は3月に入れた冠動脈のステントの具合をチェック
するためCT検査していました。
7日に検査結果を聞きに病院行ってきました。
お蔭さまで再狭窄はなかったようでホッとしてます。
また半年後にCT検査です。

足立美術館に行かれたんですね、田舎に立派な
美術館があるでしょう。庭が素敵ですね、それに
横山大観の作品がたくさんあって日本画のすばらしさ
を満喫できる美術館でしょう。
ボク好きな美術館の一つで何度か行きました。
茶室もよかったでしょう。何時間でも座っていたくなる
空間ですよね。

お庭(後楽園)にもお立ち寄りくださったのですね。
この夏、信州美人さんにはお目にかかれなかった
ですね、残念!
最近は外国の観光客の方が多くてここは日本かな・・
なんて思ったりしますよ。

次回は銀座ですか・・・雪女さんは以前はお江戸で
ご活躍されておられたんじゃなかったかな。。。
ボクはもうすっかり忘れ去りましたよ。

今年の夏はことのほか暑かったですがお元気そうで
日々ご活躍のことと思います。
素敵な秋を迎えたいですね。

また、お待ちしております。ありがとう(^^♪

Unknown (パピー)
2016-09-11 16:19:42
たまごさん こんにちは

そのようですね。
「安楽死」もほんとは認めてほしいけど、その前段階
としてこの「尊厳死」はなんとか法的に認めてほしい
ですね。
こういった惨めな終末は迎えたくないです。生きる
ことは素晴らしいけど、生かされることは惨めですよね。
でも、こうして生き続けさせることは病院にとっては
大きな利益になるそうですよ、その辺がおかしい
よね、金銭によって人生の週末が歪められるなんて
全くゴメンこうむりたいですね。
「尊厳死協会」の会員に登録しましたよ♪

小川洋子さんの本、読まれてますか・・・
「猫を抱いて象と泳ぐ」がいいな~と思いましたよ。

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