■まとめと考察
1 皇室の由来
日本史で皇室の由来を書かないというのはとても異常であり、東京書籍・教育出版・日本文教は義務教育の教科書としては失格。
人類の歴史は(も)、古代になればなるほど「科学的実証」は難しくなり、数少ない(間接的な)物証からの推理が重要になる。
皇室が認定し、かつ、日本人のほとんどが《天照大御神が皇室の祖先だ》と思って(推理して)いるなら、そのことは《史実と同等の歴史的事象として認定する》のが歴史学・歴史認識の常道ではないだろうか。
だから、文部科学省は上記3社を合格にしてはいけないし、検定基準の見直しが必要だと思うが、あなたはどう思いますか?
2 系図
今上天皇陛下は第125代。世界最古の「王室」なのだから巻末資料として《全天皇の系図》を載せてもおかしくない。
少なくとも、天皇が政治の主役(級)であった古代と南北朝時代を理解するためには、その時代の《天皇(が中心)の系図》が必要だと思う。
●南北朝関係の系図が無い。 → △ 帝国書院、教育出版、日本文教、清水書院。
●皇室のみの系図が無い。 → △ 帝国書院、日本文教。
~次回、「聖徳太子の頃」 ものすごくちがう!~
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