勉強って結局、インプットとアウトプットの繰り返しだと思うんです。
インプットっていうのは、本を読んだり、話を聞いたり、体験したりする事。
アウトプットっていうのは、インプットした事を自分の中で整理し、発信する事だと思ってください。
私たちは「勉強」と聞くと、インプットの方を思い浮かべがちです。
インプットしただけで勉強した気分になってしまい、それだけで満足してしまうのです。
しかし、いくらインプットした所で、それを実際に使えるようにならないと意味がありません。
学校のテストや入試だって、アウトプットできるかどうかを試しているものです。
「どのくらいインプットできているか」というよりは、「どのくらいアウトプットできるか」という所を見ているのです。
もっと言えば、インプットできていなくても、アウトプットさえできていれば良いのです。
もちろん、アウトプットするためには、ある程度インプットしている事が前提になりますが。
学校の授業などでも、取り入れた事を表現する学習が多いでしょう。
それは、インプットした事を自分の中で咀嚼し、アウトプットする事が大切だからです。
アウトプットするという事は、表現の勉強にもなるし、コミュニケーションの勉強にもなります。
インプットばかりしていると、頭が重くなってしまいます。
そのバランスを取るためにも、アウトプットしていく事が必要になります。
アウトプットすると風通しが良くなり、さらにインプットできるようになるのです。
そして、アウトプットすれば何らかの反応が起こります。
そこで得られた反応から、また違う視点が見えてきたり、新たな道が切り拓けたりします。
それこそが人間の行動であり、社会活動に繋がるきっかけになると言えるでしょう。
私たちはインプットするために勉強していると思いがちです。
しかし、それは非効率的ですし、使えなくなったら意味がありません。
だから、こう考えてみてください。「アウトプットするために勉強している」のだと。
その方が効率的ですし、使えるし、世のため人のためになります。
私たちには学ばなければならない(と思われる)事が多く待ち構えています。
しかし、それでうんざりしてしまったり、逃げようとしてしまったりしては、勉強できなくなります。
私たちが勉強するのは、アウトプットに必要なインプットだけで十分なのです。
「自分が知りたい事を教える人になれ」「勉強すればするほど分からなくなる罠」という記事も参考にしてみてください。