昔からある厄介な夏休みの宿題として「読書感想文」があります。
普段読書なんてしていないし、文章も書いていない人にとって、「どうしたら良いか分からない問題」の1つなのではないかと思います。
そこで、ここでは「取り組みやすい読書感想文のコツ」について、私が考えている事を紹介したいと思います。
それは、「感想型」と「解説型」と「紹介型」のどれか書きやすいパターンを選ぶという事です。
一口に「読書感想文」と言われても混乱してしまいます。
感想を書けば良いのか、解説すれば良いのか、読んでいない人に紹介すれば良いのか。
読書感想文が書きづらいのは、それらが一緒くたになってゴチャゴチャしてしまうからなのです。
なので、どれか1つのパターンに集中して、そのための文章を書くという事を意識すれば良いのです。
変に文字数を稼ごうとか考える必要もなく、パターンさえ決まっていれば、必然と言葉は湧いて出てくるものなのです。
では、1つ1つのパターンについて紹介していきます。
自分はどのパターンだったら書きやすいか意識してみてください。(ちなみに、私は「解説型」です。)
■感想型
本を読んで、単純に思った事や、自分との関連を含めて書くというパターン。
ただ「面白かった」だけだとそれだけで終わってしまうので、「自分にもこんな事があったから共感できた」とか「自分はこんな感じではないのであまり共感できなかった。でも参考になった」とか、自分自身を関連させて書くと、本当の感想文っぽくなります。
自分が初めて読むような本だったり、心を動かされるような本だったりすれば、このパターンが一番書きやすいのではないかと思います。
■解説型
本の内容を分析し、いくつかの要点を書いて論じるというパターン。
「この本はこういう背景から生まれた」とか「この本のテーマはこういう事だ」とか「筆者が言いたい事はこういう事だ」とか、自分で調べた事を説明すると、一気に大人っぽい文章になります。
自分が何度も読んで知っている本だったり、ただの感想文に飽きていたりしたら、このパターンがオススメです。
■紹介型
自分が読んで面白いと思った本を、読んでいない人に紹介するというパターン。
「いつ発売された本」「筆者は誰々」「こういうジャンル」「こういう構成になっている」など、その本をよく知らない人でも、聞けばイメージできそうな情報を書き並べると、興味を持ってもらいやすいと思います。
自分が好きな本だったり、人にオススメしたい本だったりすれば、このパターンが良いと思います。
いかがでしたでしょうか。
同じ読書感想文でも、人によって全然違う物が仕上がるのは、こういったパターンに分かれるからです。
書きながらパターンがゴチャゴチャになっていくよりも、最初からある程度パターンを決めておいて書き始めると、最後までスラスラ書けるのではないかと思います。