夏休みの宿題の定番として「読書感想文」があります。
私が子どもの頃にもありましたし、親御さん世代が子どもの頃にもあったでしょう。
しかし、何のために読書感想文が課されるのか、読書感想文を書くとどんな良い事があるのかは、学校の先生も教えてくれなかったのではないかと思います。
そこで、今回は「読書感想文は何のためにあるのか」という事について、私が考えている事を紹介したいと思います。
読書感想文の目的は主に2つあります。
①読書体験をさせる
②文章を書く経験をさせる
この2つが主な目的で、ここから様々な恩恵が得られるというのが、読書感想文の狙いだと思います。
①というのは、普段本を読んでいる人にとってはもうクリアしている事です。
しかし、普段本を読まない人に対して、比較的時間を取りやすい夏休みに読書体験をしてもらうというのが、読書感想文の目的の1つです。
普段本を読まない人にとっては、強制されて嫌々やる事になり、読書体験が苦痛と化してしまうケースも多いでしょう。
ただ、好きになっても嫌いになっても良いから、この時期だけでも本を読まない人に本を読んでもらって、少しでも得るものがあれば…というのが、読書感想文の狙いだと言えます。
②というのは、インプットした事をアウトプットしてもらおうという事です。
そこから得られる能力には、読解力、考察力、構成力、表現力など様々なものがあるので、それらを期待して読書感想文が課されているのです。
ただ、これは普段文章を書かない人にとってはハードルが高い事であり、苦手意識を持ちやすい所でもあります。
しかし、これは経験しないと磨かれない所でもあり、それを強制的にでも経験させるというのが、読書感想文の狙いだと言えます。
以上が「読書感想文は何のためにあるのか」という事についての私の考えです。
本当の狙いというのは、それぞれの学校であると思いますし(思考停止している可能性もありますが)、誰も分からない事です。
しかし、「自分はこう思う。だから必要なんだ!(あるいは、必要ないんだ!)」という考えを持つ事によって、モチベーションは全然違ってくると思います。
あなたは、読書感想文についてどう思いますか?