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この日はロッテとのカード2戦目。

先発は松葉投手と唐川投手でした。

松葉投手は立ち上がりにつかまりぽんぽんとヒットを打たれたものの、失点は初回の1点のみでなんとか粘る投球に終始しました。

初回のピンチで1点だけに抑えたこと、その後自身の四球から作った満塁のピンチを無失点に切り抜けたことが後々効きました。ロッテ打線が湿っていたお陰という気もしないではないですが、ここは松葉投手の粘投を称えたいと思います。

一方の唐川投手はすいすいと投げ、バファローズはなかなか攻撃の糸口を掴めませんでした。

3回まではノーヒットで完璧に抑え込まれていましたので、これでは厳しいかなと覚悟しました。

が、バファローズはひょんなことから追い付きました。

4回裏、一塁に走者を置いた場面で、唐川投手がまさかのボークを出したのです。

バファローズはそこから送りバントで走者を三塁に進め、続く小谷野選手のタイムリーヒットで同点にできたのでした。

このボークがなかったらと思うとロッテ側からしたら痛恨の極みだと思います。

唐川投手はそのあとにもボークを出しています。その時は点にはならなかったものの結局7回まででマウンドを降りることになりました。

今まで投げていてそんなにボークを出していた記憶がないので驚きました。不調の時期にフォームを直したとは聞いていますが、投球前の所作に見直しが必要なのかなと他球団のことながら気になりました。

さて、試合は8回。

依然膠着状態にあり、先に得点した方が勝つ雰囲気になっていました。

8回表のマウンドに上がったのは黒木投手でした。

前日の危険球退場があったので酷く心配したのですが、この日は四球を出して苦しくなっていたもののゼロで抑えてマウンドを降りました。

一先ず昨日の雪辱は果たした格好になり、気持ちの面でもかなり楽になれたのかなと思います。が、四球が増えてきたのは相変わらずです。コンディションが悪くなりはじめているというのは間違いないと思います。役割上こうなるのは仕方がないめんもあるとはいえ、ルーキーですし、しっかり見てあげてほしいと思います。

この辺りで塚原投手あたりが万全に整えて戻ってきてくれると余裕も出てくるのですが、まだかかるのかなぁ。岸田投手がロングリリーフで好投した話くらいしか、私の耳には入っていません。

で、その裏は、唐川投手から代わった大谷投手との対決でした。

打線としてはなんとかチャンスを作りたいところでしたが、ぽんぽんと二死まで持っていかれてしまいました。

ああこの回も無理かなぁと思っていたのですが、この日スタメンで出場していた小島選手がこの1発でチームを救いました!


プロ初本塁打!

いやぁ、強い打球も打てるユーティリティプレイヤーだとは思っていましたが、まさかこの場面で、この仕事をするとは!

失礼ながら、正直にいって、予想外でした。

なんとか塁に出てくれ!としか思ってなかったです。

ベンチとしても、なんとか塁に出てチャンスの糸口を作ってくれたらと、塁に出さえすれば小島選手には足がありますから、戦いようがあるかもと、そんな算段だったと思います。小島選手には申し訳ないですが、誰の目に見ても予想外だったのではないでしょうか。お見逸れしました。

森脇監督時代にはなかなか結果を出せず、ネット上では「愛人枠」などと呼ばれ、出場しただけでブーイングを浴びるなど、手酷い扱いを受けたこともあった小島選手。

はじめてお立ち台に上がった時(好走塁で決勝のホームを踏んだためでした)もそういった批判を知っていたためか、なんだか所在無げな印象がありました。

苦しい時が長かったわけですが、去年の交流戦から打撃が開花し、今日、やっと一軍で初のホームランが出るまでになりました。「頑張ってきてよかったね…。」とこちらまで嬉しくなります。

遅咲きではありますが、ここからまたさらに頑張ってほしいなと思います。

この価千金の1打でとったリードを、最後は平野投手がきちんと締めて、

1-2

辛勝!


なんとか逃げ切りました!

ロッテ側から見れば悔しい負け方だったと思います。チャンスもロッテ側の方が多かったですからね。

それだけに、大きな白星1つになりました。

次もこの調子で頑張ってほしいですね!
S0410693

小島選手!

おめでとうございます!


※当初小島選手について「代打で登場した」と書いていましたが、「スタメンで出場していた」が正当です。何を打とうとしてそんな間違いをしたのか、大変恥ずかしく思います。失礼しました。お詫びして訂正します。

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