大阪人以外の人がイメージする大阪の代名詞と言うと、新世界が思い浮かぶだろうが、あれは観光客向けのコテコテな大阪を過剰に演出しているだけである。{9E0C7125-9375-499E-B23E-97DDD2FEA0A2}
テレビでも通天閣と戎橋からのグリコのネオンを映しとけばいいと安易に思ってるようだ。
実際ステレオタイプの大阪を紹介するには、それが手っ取り早いのだろう。
しかしながら今の新世界は虚構の街である。
観光客は大阪人は粉もんと串カツだけを主食として生きていると信じて地元へ帰って行くのだ。
あれが大阪の全てだと思われると大阪人としてもなんだかやるせない気持ちになる。


今回は通天閣のほぼ真下にある新世界ラジウム温泉にやって来た。
現在二代目の通天閣より昔からある銭湯だ。


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ラジウム鉱石を浴槽に沈めた銭湯である。

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暖簾をくぐるとまず最初に驚かされるのが、このキリンの木彫り彫刻である。
高さは4メートル!実物大?
ケニヤから輸入した一刀彫りだと言う。
何故ここにキリンが?などというのは野暮なことだ。
これこそが大阪的粋人だと思います。


新世界ラジウム温泉Facebookよりhttps://www.facebook.com/radium.onsen/

主浴槽はかなり大きい。
縁石乗せ踏み込み付きの大阪銭湯タイプだが、銭湯建築が独特で興味深い。
ナニワ工務店に席巻されている大阪銭湯業界ではこれは大変貴重である。
そこはかとなくレトロ感もあって、大変居心地も良い。



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主浴槽
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高濃度炭酸泉。
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カランは新しいタイプを導入している。
珍しい絵タイルを間に配置しているのを見ると、店主の趣味人としてのセンスの良さと銭湯愛が感じられる。
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スチームサウナ
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水風呂。
よく冷えていて温冷浴やスチームサウナとの相性も良いのだが、離れた位置にあり初めての人にはわかりにくい場所にあるのが可笑しい。
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比較的最近に造られた露天風呂。
深さもあってこれも良かったです。
見上げると通天閣が見えます。

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レトロと最新がうまく融合した新世界ラジウム温泉でした。

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