今回のパンもまたしばらく前に口にしたものですが、興味深いものとなっていたので、こちらもレポートにしてみることにしました。
千葉市内に位置する千葉大学附属病院の外来棟地下1階クリーニング取次店隣り売店の棚で、それはさりげなく販売していたものでした。手に取って見ると、これがなかなか美味しそうだったので、思わず購入して食しました。
パンが入るビニール袋に貼られた食品表示ラベルを見ると、有限会社クロワッサンの千葉・市原市内で営業している五井店で製造されたものでした。商品名の欄にはメイプルラウンドと表記されていて、如何にも手作りされたベーカリーショップのパンでした。
パンからはメイプルシロップの芳しい香りがして来て、直ぐにその風味がウリのものであることが判りました。しかしながらその形状自体は、これまで見て来たものと何処か違っていました。
型にはめられて焼かれたものをスライスしている感じで、そもそもラウンドとはいかなるパンを意味するのか知りませんでした。
そこでネットで調べて見ると、ラウンドパン専用の金型を使用して作るものであることが判りました。近年ではホームベーカリーが廉価になっていることもあって、自宅でラウンドパンを作る方も少なくないようです。
金型は型離れが良いらしいトヨ型と、しっかり火が入りやすいメッシュ型の2タイプが、売られているようでした。
購入したラウンドパンは、外周側が波打つようになっていましたので、トヨ型で焼かれたもののようです。口にして見ると、嬉しくなるほど素敵な美味しさに、思わずまったりと味わせて頂きました。
製造元のクロワッサンは、公式サイトによれば木更津市内に本社があり、現在およそ120名のスタッフがおられる昭和55年11月21日に創業した、石窯パン工房の冠で知られる県内の人気ベーカリーチェーンのようです。
普段から卵は栄養価の高い若鶏の朝生みたての新鮮なものを使い、塩はミネラルたっぷりの天然塩を利用しているこちらだそうです。
また小麦粉やバターなども作り上げるパン毎に原材料を厳選するところから始めているようです。
そんな常にこだわった本気のパン作りの姿勢を崩すことなく、そうした中で商品の丁寧な扱いや笑顔の接客にも心を配り、お客様に愛され喜ばれる店作りを忘れないようにしているそうです。
本社周辺に位置する木更津店に、このパンが作られたクロワッサンファクトリー五井店のほか、君津市内と千葉市鶴沢町にも支店があります。
そしてさらに、今秋ついに天然温泉施設がオープンする木更津の新名所「羽鳥野みなのば」内にも、こちらの最新店舗が2013年2月9日から営業しているようです。それにしてもなんとも美味しい、そんなメイプルラウンドパンでした。
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