さて、各省庁の不正が取りざたらされている昨今。
少し気張って不正を防ぐ方法がないか考えてみた。

そもそもの原因として、組織人というのは、自らが所属している組織を守ろうとする。
そのための手段として、改ざんや隠蔽などの不正を行うのだと思う。(この認識から間違っていたら、俺の手には終えない)

同心円を思い浮かべてみて欲しい。
日本という同心円の中心には、本来国民がいるはずだ。
日本が民主主義の国民国家であるならば、これは恐らく正しいはずだ。(専制君主制の国民国家なんて物が有るかどうか、俺は知らないが)
ただし、今回の思考に天皇は入れていない。
俺の思考能力では限界を超えてしまうから、あえて入れない。

さて、本来ならば日本という同心円の中心には核となるべき国民がいるはずだ。
だが、組織人として長年働いていると、何時の間にか同心円の中心に自らが所属する組織が来てしまうのではないだろうか?
だから、何を置いても組織を守ろうとする思考が働いてしまう。(違うだろうか?)

以上の仮定が正しいとするならば、不正を無くすための方法は、自ずと限られてくる。

そう。子供の頃からの道徳教育によって、本来の核である国民を同心円の中心に据えるのだ。
そうすることで、日本という同心円の外側、形作る最前線に各組織が来ることになる。
こうすることによって、組織内で活動する指標が得られるのではないだろうか?

その第一歩として、いわゆるキャリア官僚を選抜する試験を、複数回に分けて行い、更に、道徳的な行動を取れているかどうかを確認する行程を加えることで、かなりの確率で不正を防げるのではないかと考える。

とは言え、道徳的に行動できているかどうかを確認するのは人間になるので、完璧にとは行かないことは間違いない。

さて、この提案は受け入れられるだろうか?

当然受け入れられない。

何故ならば、俺が今提案した教育を普通こう呼ぶからだ。

愛国心を育む教育。

愛国心無くして、組織が健全に働くと言う事は、恐らく殆ど無いだろう。
かつての大日本帝国陸海軍がそうだったように、何処かで破綻する。(軍人ではなく、組織としての陸海軍)

だからこそ、日本が嫌いな報道各社や野党議員、もしかしたら与党議員からもこの提案は攻撃されることとなるだろう。
組織の不正を無くせと言いつつ、そのための具体的な行動を取らないのに。

とは言え、もう一つだけ思い付いたことがある。
これは少し長くなるので来週。


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