まいん かぼちゃ 安房さとるの本。

まず一言、キジも鳴かずば撃たれまいに。

さて、とある事情で有名になった話だ。
最初の一言目の理由だが、俺はあの騒動が無ければこの話に興味を持たなかっただろう。
アニメ化されたとしても、説明文を読んだだけで見ないという決定をしたはずだ。
正直に書けば、さほど面白いと感じることは出来なかった話だ。
とは言え、俺が読んだのは漫画版と原作の小説家になろうに書かれている話の、かなり最初の方だけだ。
この前提を理解して読んでもらいたい。

まず何よりも問題なのは、主人公の蓮也に欠点が無さ過ぎることだ。
年をとってからの転生なので、若い人間とは感覚が違うことは理解できるのだが、それにしても欠点らしい欠点が見当たらない。(食べ物にこだわるのを欠点と捉えるかにもよるが)
もう少し駄目なところがあった方が可愛げがあると思うのだが、これは俺だけの感覚だろうか?
いや、原作の方を読むと、食べ物がらみで失敗を繰り返しているから、その意味では俺好みか?

主要登場人物もありふれていて、いまいちだった。
これでシオンの性格がもう少し変わっていたならば、俺好みの話になったのかもしれないが、まあ、この辺は完璧に個人的な好みの問題か。

ただ、魔族の方には俺好みの狂科学者が出てきたのは嬉しかった。
この先話が進んだら、彼の活躍が増えることを願うばかりだ。

さて、主人公の蓮也について少し。
漫画版で特に感じているのだが、シェリフ(あろひろし)に登場する主人公をどうしても連想してしまう。
なぜ連想するかは全く不明だが、とても懐かしい感じを受けたことは書いておきたい。

さて、ここからは作品から少し外れて、とある騒動について少し書いてみたい。

俺自身、ここの書き込みを見て分かるように、支那朝鮮とは関わりになりたくない類いの人間だ。
最近YouTubeで動画のチャンネル削除なども問題になっているから、一層緊張のある話題なのだろう。
だから、あえて俺はここでこれ以上は触れない。
それは他の人も書いているはずだし、冷静な議論をするために少し時間をおくべきだと考えるからだ。

ただ俺が言えることは、著者は物書きを生業にしているのだから、もう少し使う言葉には気をつけた方が良い。
公開情報で汚い言葉を使ってしまったという意味で。
何を主張しようと、俺は汚い言葉で語られる内容には、即座に拒絶反応が出る。
ここではそれだけを主張したい。

いや、これは認識が違うのかもしれない。
記録を見る限り数年前の発言が問題になっているようだし、今は変わっている可能性は十分にある。

それより問題なのは、出版業界の過剰反応だ。
これこそ声を大にして批判すべきだと考えるのは俺だけではあるまい。
大昔、田中芳樹の創竜伝で似たようなことがあったから、日本はあまり進歩していないのかもしれない。


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