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ほっとする涼しさ

朝から小雨。涼しくて快適。
実家に行って
母と過ごしました。
なにか手作業していれば元気、という母に
シャドーボックスを教える時間。
81歳なのに
老眼鏡要らずの裸眼で
こまかい作業にとりくむからすごい。
そして
私の婚礼道具のひとつに揃えてくれた着物あれこれについては
感謝はしていますが
実際のところ
あれから26年、いまだにしつけ糸ついたまんまのまっさらな着物や羽織
特に、今後絶対着そうにない単の羽織については
『持ってるだけで一生終わりそうな気がするから
それなら、日常にも着れる洋服に作り変えてもらえんけ?』と先日提案。母は和裁洋裁が得意なので手仕事にもいいと思って。

「あらぁ〜、もう少し持っとられよ〜。いつか着るかもしれんにか〜。生地いいがいよ〜。」
この年代の人が大抵言う”生地が良いから良いもの”というその考えはわからなくもないですが
いくら良くても着なきゃ意味がないと思うわけです。

『いつかなんて来ない』と私は断言。
『お母さんだってタンスにぎゅーぎゅーの自分の着物、着ればいいにか』と私が言えば
「でかけるときに着物なんか着とったら目立つもん。あら、あそこの奥さん、なにしとんがいろって。」(気にしすぎというか、誰もそんなこと言わんてば)
で、それ、単に言いわけで、
結局もう着物着るのも面倒になってるんだよね。あんなに着物大好きだった母さえもだいぶ背中もまがってきたし
やはりもう洋服の方が着るのラクなのよね。

『じゃ、どーすんのさ、自分だってもう着ないんじゃないの。だったらしまいこんどるくらいなら洋服に作り変えて普段から着た方がよっぽどいいじゃん』
「…なら、ちょっと作ってみようか…」
で、ついに自分の着物を2枚ほどいて、自分の洋服を手縫いであっというまに完成させたので
『いいね、いいね。これならいつでも着れるね』
となり、あらためて母の縫い作業の速さに”ほんまに縫い物好きなんやな”と再確認できたので
『今度、私の羽織も持って来るからさー、スカートにしてくれん?』
となって
今日に至りました。
2枚渡したので
スカート1枚と
カーディガン風の洋服を1枚作ってくれることになりました。
こちらとしても死蔵品の羽織が減って助かるし
母もやる作業ができて、「ぼーっと過ごさずに済むから嬉しいわ」と言ってもらえて
お互いに良い展開です。

夕方帰り道。
桜は完全に終わって緑一色の松川べりに
ハンギングの黄色の花が映えていました。
小雨がちょうどいい水やりになってるね。 

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あいかわらず
花や緑の管理が下手な自分ですが
花を見るのは好きなほう。
今週末はグランドプラザで
花と緑のフェスティバルがあるらしいから
目の保養にでかけようかな。
 

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by yukari  at 19:21
コメント
  1. いまだに老眼いらずのお母様はすごいですね!
    そうやって、すぐにリフォームしてくれるのも、うらやましいです!
    うちの母も手先は器用なのですが、
    目を悪くしたので、趣味の編み物も全くできなくなりました。

    実は今一番欲しいのが、
    「単の羽織」だったのですが、
    着付け教室の移動以外、着物を着ないし、
    それじゃなくても着物だけでも暑いし、
    やはり「持ってるだけで一生終わる」と思う
    ゆかりさんの意見は正しいと思えました(^^;

    by うりぼう  2017年5月12日 14:37
  2. まわりの40代の人たちですら
    老眼鏡をかけて手元の文字を見てる人も多いのに
    81歳で針の先に糸通せるのはほんとすごいと思います。
    何年か前に白内障の日帰り手術をしたらしく
    それ以来、はっきりくっきり見えるらしいですよ。
    単の羽織は
    これほど暑くなってしまった日本だと
    ほんと出番ないですね。

    by ゆかり  2017年5月12日 19:31
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