Japonismが届いて

１周した後

大野智さんの

暁を

何度も何度も

見返していたら…

初めて

遠目で見た時には気付かなかった。

ただ

ぼんやりとしか掴めなかった

ゆらゆらと優雅に揺れるダンスが

細やかな動きと共に

背景に舞う龍と

いつしか、重なり

智さん自体が

この場に舞い降りた

龍神だったんだ…と

ハッキリ

思えた気がしたんだ

赤い鱗と

龍の目が無数に散らばり

輝く様に

ゆらゆらと優美に舞う

智さんの体を借りた一体の龍神は

何度も体を　うねらせ

雲の切れ間から

姿を現しては

身を、はらり、はらりと　ひるがえし

時おり、強靭な牙を覗かせては

光の帯の

もっともっと

上空へ

星が　幾重に瞬く、その先へ

帰るべき

天に向かって

圧倒的な存在感と

威厳を見せつけて

誇らしげに

立ち昇っていったんだ……

智さんが表現したかったモノ

魅せてくれた

暁の世界は

鮮やかに凛として

どこまでも、ブレない澄んだ歌声と

美しい所作と

和の心

いつもの

しなやかな智さんのダンスとは

また違う

硬質な型とキレる体

そして繰り出された動きは

私にとって

本当に

美しい龍神。

そのものでした…。

震える程、圧巻だったよ……！

yaco

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