浦安市、横浜神奈川都民に匹敵する千葉都民
価値ある家づくり!バリューハウスの浦安ロケ
杉浦太陽さんがメインMCでお馴染みのBSジャパン「価値ある家づくり!バリューハウス」をいつも観ています。
今日は内山信二さんが浦安市日の出町の「超未来都市予定」のアイルズというオシャレな分譲地に出張っていました。
浦安は、夢の国ディズニーランドもあり、千葉市・松戸市と並んで、東京23区の『牛尾』である、葛飾や荒川よりも土地価格の高い千葉県の『鶏頭』地域です。
千葉県の近代化と浦安市の土地買取争奪戦
ここらは、大震災で液状化した後しばらく、地元の地主が不安がって手放そうとしたのを聞きつけた、大手の不動産企業から、地元や東京・神奈川の「本職」の方々までの、土地争奪・買取合戦になってました。
「買叩き」しなければ旨味がないので、一般企業が表に出られず、不良・本職の方々がまず買う、そして転売、と。11年後半には、同業者間で金の融通が激化して、「金利半年3割」が最低ライン。
ここ数年の千葉県は東京湾の湾岸の先っちょの館山はおろか内陸の市町村までメチャ開発されてて、「千葉と言ったらピーナツと醤油」どころじゃない、超大都会になってます、県全体が、です。
浦安ファンド(仮称)に金出さなかった理由
千葉県全体、高速やら鉄道網やらが空中を駆け巡ってる未来都市を予感させる光景は、行かなきゃ分らない。
そして、液状化で一時地価がダウンした浦安は、「必ず高騰する」と見越した、本職系の地上げ屋さんたちが借金してでも転売しようと「浦安ファンド(仮称)」で金をかき集めていたんです。
今、考えると金だしときゃ良かった!と思いますが、当時は液状化と浦安市などの成り立ちが危なかしくて、手を出せなかった。
千葉県の県名は、水辺に茂る葦や茅などの植物の「千の葉が茂る土地」が由来・語源です。
江戸時代のカリスマ徳川家康が、もともとは市川市や千葉市を通って東京湾に注いでた利根川を大規模改修して、なんと銚子市の銚子港のほうに河川を無理やり引っ張っていって、今の千葉県ができました。
だから、本日の「警戒警報」みたく、大雨の時は、もともと流れてた千葉市方面に向って、「ほんとの利根川水流」が一気に押し寄せるわけです。
【悲報】集中豪雨で千葉駅が完全水没したもよう / ネットの声「またかよ」「落花生でも詰まったか」など | ロケットニュース24
浦安市もその利根川水流の「元本流河口」付近だし、浦安自体、埋立地で担保にならないと、当時は思ったから。損したかも。
日ノ出町という地名―横浜市の場合
横浜市にも、日ノ出町という地名があります。横浜の日ノ出町は、「日ノ出町・黄金町のチョンの間」で知られる、一大風俗街でした。数年前まで。行政によりその歴史は潰されましたけれども。
その横浜の日ノ出町も埋立地。日の出町という名前のところは、海岸や河口付近を埋め立てたエリアであることが多いのです。
埋立地は、震災の後でも報じられたとおり、液状化が恐い、ましてや湾岸だと首都直下地震のリスクを考えないわけにはいかない。なので、金の融通には加わりませんでした。
横浜都民・神奈川都民と千葉都民
今日のバリューハウスで紹介されてた、アイルズコースト、「ISLES」ってテロのISIL(アイシル/イスラム国)に間違いそうなネーミングですが、このあたりの都市化は凄いです。ドライブすると近未来にタイムスリップした感を味わえます(5年くらい先に)。
もともと千葉市より東京都内が近所です。横浜市青葉区は横浜中央より東京世田谷・渋谷へのアクセスが良いから「横浜都民・神奈川都民」と羨ましがられます。その理屈でいえば浦安は「千葉都民」です。
まあとにかく、千葉県の都市化は凄いなと、今日のバリューハウスを見て、改めて思いました。