死別の心をケアするカウンセリング 陽だまりごごろ
いつも、読んでくださっている皆さまに感謝申しあげます。

今朝のTVで、119番に4年間で1,000回以上もイタズラ電話をしていた女性が逮捕されたニュースで、
ご近所の方がインタビューに「ご主人が亡くなってからオオカミおばさんに・・・」と答えられていた。
犯人の女性は数年前に夫と死別して一人暮らし。
原因は定かではないが、死別がこういうことを引き起こすきっかけになることは十分考えられます。

配偶者をなくすと、遺された人には計りきれないダメージがかかります。
そのストレスが原因で遺された人が病気になったり、事故にあったり、
うつ病や、心臓病で亡くなる割合が増えるという結果もありますし、
今までと違う言動になったり、第2の不幸を引き起こす場合があります。

私は、近年それが増えてきている気がしています。
核家族化に伴い、プラチナ世代の夫婦単独世帯は確実に増えています。
そして、連れ合いが亡くなりとそのまま、お一人さまの生活というのも珍しくありません。

年老いて2人で生活していると、非常に強い絆ができ、お互いが無くてはならない存在になります。
これは、若い将来のある人たちの絆とはずいぶん違います。

年を取れば、つながりが一つずつ無くなってきます。
リタイヤすれば会社とのつながり、取引先とのつながり、
親戚との付き合いも代が変われば薄くなってきます。
身体が悪くなれば、趣味のつながり、町内のつながりと、どんどん無くなってきます。

全部無くしても、夫婦のつながりは当たり前にあります。
その中で形成されてきた、夫婦の関係は無くてはならない必需品のようなもの。
しかし、どれだけ、想いがあっても現実は松の葉のようには逝けません。

そして昔と違い、あまりにも「死」を遠ざけてきた日常の中で
或る日、突然、当たり前が当たり前で無くなる日が来るのです。

日本には、グリーフケア(悲嘆の援助)という概念がありません。
アメリカではグリーフは経済上効率的な医療として評価され、
グリーフケアの費用は保険会社や地域社会が負担したりと、社会的インフラが整備されています。

日本ではやっと「遺族外来」が誕生したばかりです。
残念ながら、多くは存在していません。
2度も辛い目に合わないように、遺族の方が十分に注意するようにしてほしいものです。

そして、離れて暮らしているお子さんたちに
「お子さんや、お孫さんでもこの気持ちは埋めることができません」
心配をかけまいとホントの気持ちは言えないのです。
専門家に相談してみるのは1つの選択肢だと思います。

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■発行責任者  運営会社 L・ボーン株式会社   代表取締役 今井 暁美
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最後までお読み頂き、誠にありがとうございました。