私が風邪をひき、「うつったら困るし、と来なくていいよ」と言っても、ババモンは、いろいろ食べ物を持ってきた。「風邪の際の注意を娘に教えなければ」との使命感もある。

 

私「そうかあ。うん、わかった。ありがとう。すぐ治るし、心配しんといてね。」

 

(あなたが早く帰って、私を寝させてくれるのが、一番ありがたいんやけど。)

 

子供のころから、私が病気で何も食欲がなくても、「食べなあかん。」とうるさかったのは、ババモンが戦中戦後の食糧難の時代に育ち、「病気のとき、食べなかったら死ぬ」という強迫観念があるからか、と想像している。

 

以前も、ババモンの作る料理や、何日も同じ料理が入りっぱなしの冷蔵庫の中身について書いたことがあるが、申し訳ないが、今のババモンが作ったものを食べるのは苦行だ。

 

ババモン「欲しいもの、買ってきてあげる。おかず持ってきてあげる。」

 

と私の世話を焼こうとするババモンに、

 

私「何もいらんわ。冷凍庫にいろいろ入ってるから。」

 

と、冷たく断る私。それでも、ババモンは、いつ作ったものかわからない、「湯がいたソーメンを冷凍したもの」などを、「食べやすいやろ」と持ってきてくれた。

 

私「ありがとう!」(”感謝感激”というイントネーションで)

 

しかし、一日ほど置いてから、袋に入れて捨てました。

 

..........ザンゲ..........