ババモンは、週2日の半日デイも辞めてしまったので、暇で仕方ない。決まった用事がないと、曜日の感覚も、ますますなくなっていく。

 

ババモンはある日の夕方、突然、「今日は、(かかりつけの)お医者さんに行く日やのに、忘れてた。」と思い込んでしまった。

 

近所の整形のリハビリ以外は、私が付き添っているし、今のところ私が忘れたことはない。ババモンの当日と翌日の予定は、大きなホワイトボードに書いている。

 

ババモンは、私がいつも付き添っていることを、すでに2年前でも、忘れていた。

 

ババモン「あんたは、ここ来たことあったっけ?」

 

 

ババモンは自分で、かかりつけ医のところに、「忘れてすみません。今すぐ行きます。」と電話したので、私のところに連絡が入った。「娘さんと相談されるように、と言っときました」とのことだった。

 

直後、ババモンが「えらいことした。お医者さん行くの忘れてた。」と私のところにやって来た。

 

私「今日は、お医者さんの日と違うねん。〇日やて、カレンダーにも書いといたよ。」

 

ババモン「えっ! もう薬がないんやで。」

 

そこで、ババモンの家に薬を探しに行き、いつもと違う場所から見つかった。

 

ババモン「ほな、お医者さんに、間違ってた、って今から電話して。」

 

そこで、私はババモンの前で、もう一度お医者さんに電話すべきだったのだろうか? もう話はついているのに、また電話するのははばかれたので、つい

 

私「もう電話もらったし、大丈夫やわ。」

 

と言ってしまった。

 

ババモンは、自分のことで娘に電話がかかったことが気に入らない。かつ、自分が間違ったことも悔しい。しかし、その感情を自分の中ですり替えて、

 

ババモン「あんたは、私が間違えてて、心配にならへんかったんか?」

 

私「今、お医者さんから電話あったばっかりやねんで。」

 

説明しても、どうしようもない。ババモンはまた怒り狂って、いつもの、娘の人格攻撃を始め、、私はもう全てを投げ出したくなった。