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フリーターと正社員の一番大きな違いがわかっていますか?

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「就活大変なので、もうフリーターでもいいかなと・・・」

そんなことを言う学生さんがたまにいます。

そんなとき、私は、

「フリーターと正社員の違いは何か知ってる?」

と質問をします。

すると、

「給料の額ですか?」とか、

「ボーナスがあるかどうかですか?」

などという答えが返ってきます。

ほとんどの人がフリーターと正社員の一番大きな、そして大事な違いがわかっていません。

それは何でしょうか?

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一番の違いは、正社員は終身雇用だということです。

アルバイトは「期間雇用」です。

つまり、半年とか1年とかの期間を区切って契約します。

その期間が過ぎたら、契約を更新して続けて雇ってもらえることもありますが、その期間が過ぎたら辞めさせられることもあると考えておく必要があります。

一方、正社員は「終身雇用」です。

会社が倒産しそうとか、あなたが不祥事を働くとか、よほどのことが起きない限りは、定年まで勤めることができます。

正社員になる試験が、アルバイトとは全然違って大変なのは、あなたを採用したら、企業は一生あなたの面倒を見なくてはいけないからです。

企業にとっては大変なことなのです。

これがフリーターと正社員の最も大きな、そして大事な違いです。

学生がアルバイトをしている間は、長くても卒業までとわかっているので、雇用期間を気にする必要はあまり無かったかも知れませんね。

でも、卒業してからは、それからの長い一生の間、働いて食べていかなくてはいけません。

それなのに、半年や1年という短い期間ごとに次の仕事を探さなくてはいけないのでは、とても安定した生活はできないし、将来を見据えての生活設計もできません。

今、政府は非正規雇用をできるだけ少なくし、正規雇用を増やそうといろいろと政策を打っています。

非正規雇用とはつまり、アルバイトやパートという、「期間雇用」。

正規雇用とは、正社員のことですから、「終身雇用」です。

これはつまり、労働者の生活を安定させるためですが、本来、それは社会保障の役割であって、その負担を企業に押し付けているという面がないではありません。

だから、なかなか政策は進んでいかないのですね。

少し話が脱線しましたが、これから社会人になろうとしているあなたは、就活が大変だからと言って、安易に「フリーターでもいいか」と決めてしまわないように。

少なくとも、フリーターと正社員の違いを、将来にわたって、きちんと理解した上で考えるようにしてくださいね。

では、今日はこのへんで!

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