昨年の12月31日にSMAPが解散しました。
その前からずっと芸能ニュースをにぎわしてきました。
今年になってからもいろいろとSMAPのニュースは、耳にします。
そしがやもSMAPは、好きなグループでテレビでよく見ていました。
今は、5人がバラバラになって活動していますが、今後どうなるか注目していきたいです。
そんなSMAPの属しているジャニーズ事務所ですが、その事務所やタレントについて書かれた本を読みました。
「ジャニーズと日本」です。
この本は、ジャニーズを音楽論、歌謡曲論として述べたものです。
ジャニーズというとルックスばかりで、チャラチャラしているといったイメージがありますが、そんな今までのイメージを打ち破った本です。
初代のジャニーズに始まって、一番最近の嵐までの歴史が描かれています。
知らないグループや忘れていたタレントも出てきます。
ちょっと懐かしい人やグループもありました。
個人的には、いくつか面白かったトリビア的なこともありました。
例えば、たのきんトリオの野村義男のいたグループのザ・グッバイは、ビーチボーイズ的なサウンドを目指していたとか、です。
彼らが山下達郎や大瀧詠一の影響を受けていたというのは知りませんでした。
ちょっと意外でした。
野村は、田原俊彦や近藤真彦の陰に隠れて知られていない存在ですが、音楽的には、優れていたようです。
また初代のジャニーズがジャニーズ野球少年団という野球のチームから始まっているというのも面白かったですね。
ジャニー喜多川さんは、そこで野球を少年たちに教えていたようです。
さて最初に述べたSMAPですが、彼らがバラエティに進出した経過が描かれています。
これはよく語られる話なので、知っている人も多いでしょう。
今までジャニーズが出演することのなかったお笑いの分野へかなりの覚悟で飛び出していったことが書かれています。
時代的にも歌番組が少ない時代だったようです。
その結果は、国民的なグループになったということです。
音楽論としては、彼らの最初のビッグヒットとなった「夜空ノムコウ」がサウンド的には、R&Bの影響を受けているというのは、ちょっと気が付きませんでした。
この本は、現在の日本の芸能シーンにおいては、無視することのできないジャニーズについて音楽論として書かれています。
これを読めば、今まで知らなかったジャニーズのもう一つの別の面を客観的に見ることができると思います。
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