寺小屋ブログ

学習塾・音楽教室「寺小屋」
田舎の中学生、高校生達のモチベーションのアップに少しでも役立ちたいと開設した塾のつぶやき

【ネット出願・後】

2017年11月16日 | 受験・学校
  

【ネット出願・後】

 今月13日から、「新共通テスト」のためのプレテストが
各地の高校で行われています。
 高2を対象に「国語」「数学(IA)」のマーク方式と記述式、
マーク方式のみの「数学(IIB)」ほか理社科目は主に高3対象です。
 受験後、アンケート等も行われます。
 特に注目すべきは記述式の自己採点
 自己採点によって、
生徒たちは第1希望の大学の受験をあきらめることもあるのですから
非常に重要です。

 現行のマーク式と違い、
記述解答についてはかなり採点基準がしっかりしていないと
自己採点と実際の点数が違ってくると考えられます。
 マーク式でも、
いわゆる「ダブルマーク」やマークした番号と問題番号のずれ、
あるいは控えの間違いなどで
自己採点の点数が実際と大きく違ったらしく
「足切り」といわれるような選別にひっかかり
志望大学の二次試験を受けられなかったという悲劇もありました。
 記述式では、もっといろいろな理由で
点数評価が違ってくるという場合もあるかもしれません。
 現在の高2は、
現行のセンター試験を受験するので、
今回は参考資料のためのテストですから自己採点もある意味気楽ですが
これが実施された後は本当に大変でしょうね。

 大学入試センターのホームページでは
自己採点の参考動画や練習用のシートなどもアップされているので
ぜひご覧ください。

 英語については、まだ新方式について
外部資格試験の導入も含めて未確定要素が多いため
プレテストも来年実施予定だそうです。
 なにしろ「英語」がメインの塾ですので
書きたいことはたくさんあるのですが
それはまた後日。


 「出願」についての話の続きです。

 紙を使わないという点で「エコ」になる、
受付確認も簡単なので人員削減できる、
「タイムロス」が少ない、郵便事故の心配もない
など、いろいろな理由をつけて
ネット出願「のみ」という大学が増えているという話をしました。
 ネット出願にはネット出願の心配や事故もあるのですが
それはまた別の機会があれば書きます。
 今回お話したいのは、
紙の出願と比べた場合のデメリットについてです。

 従来の「紙」の出願では、
「願書を取り寄せて」、
「しっかり必要事項を記入して」、
「慎重に再確認して郵送する」という一連の作業の中で、
受験が近づいていることが肌で感じられ、
自然に緊張感が高まるものです。

 学校によっては、願書が有料の場合もあります。
 うっかりしていると、
出願しようと思った大学の願書を取り寄せるのを忘れていた、
なんてこともあるかもしれません。
 すると、どの大学の願書をいつとりよせるかという選択も
必要になってきます。
 そうやって準備をしている間に
それぞれの大学のことを調べたり、比較したりもします。
 それがなくなるというのは、1つの「デメリット」だと思います。

 「何だ、そんなことか。」
 「心配し過ぎでしょ」
と言う人もいるかもしれません。
 でも、そういう「イベント」のひとつひとつが
意外と大事なんです。

 例えば、
豊岡高校でセンター試験が受験できるようになった当初
但馬の受験生たちの「エンジン」のかかりが遅くなっていると
実感したことがありました。
 それは、「ホテルを予約する」とか「交通機関を確認する」という、
試験前の大きな「イベント」がなくなったからなんです。

 自宅から試験会場へ行ける、
それも会場がそのまま希望大学だったりするような
「都会」の人にはわからないかもしれません。
 でも、
センター試験のためにホテルをとって
前日から行かなければいけないようなところに住んでいる生徒たちにとっては
それだけのことで、緊張感の高まりが変わってしまうんです。

 残念ながら、いくらカレンダーや予定表を眺めていても、
そういう「イベント」ほどのリアリティを感じることはできないんですね。
 だから、どんどん受験環境が良くなって、
受験生の負担が減る一方で、
その背中を押してやる周りの大人たちの責任は増してきていると思います。

 「受験するのは子供」なんて考えは捨ててください。
 不完全燃焼で終わらないように、家族一丸で受験に臨んでほしいです。

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 11月15日(水)
公開授業に出席の生徒諸君、お疲れ様。
 ちょっと教室が狭くていっぱいになってしまい、
申し訳ありませんでした。
 10月から続けて受講してくれている外部の生徒諸君も数人いるので、
講師にも生徒にも刺激があっていいかなと思います。
 今回は「分詞」ができなかったので、
テストまでにもう1度時間が取れるか検討中です。
 
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