新しいWeChat詐欺「紅包くれくれ詐欺」にご注意を〜

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中国在住日本人の必須アイテムになってきた「WeChat(微信)」に、「マイウォレット」機能が追加されて、買い物時の支払いや、WeChatユーザー同士でのお金のやり取りができるようになりました。

チャット画面から、红包(hong2 bao1,日本語版ではラッキーマネー)を送るボタンを押して金額を入力すると、相手のWeChatの钱包(qian2 bao1,日本語版ではマイウォレット)にお金が送られます。

红包の中国語の意味は「祝儀、慰労金、金一封」などです。

近年中国では、「KTVの小姐(xiao3 jie3)の誕生日や、春節に里帰り前にあげるお小遣い」の意味でも使われています。(笑)

(KTVの小姐には、一年間に旧暦と新暦の2回誕生日があるそうですね…^^)

最近、このWeChatの紅包送信機能を使った「紅包くれくれ詐欺」が流行っています。

なんか、可愛い女の子からWeChat友達に追加されたな~と思ったら、

↓こんな風に

微信骗子电子骗子Wechat詐欺

「紅包ちょうだい!」

とメッセージが送られてくるのです。

自拍(zi4 pai1、自撮り)の写真を送ってきて、「どう?可愛いでしょ?貴方の為にたった今自撮りして送ったのよ。だから紅包ちょうだい!」という意味でお小遣いを要求してくるのです。

「そういう稼ぎ方もあるのか~」と感心してしまいそうになりますが、「WeChat詐欺」と名付けた理由は、この子達はネットとかで拾ってきた他人の写真を使ってこういう行為をしてたと知ってしまったからです‼

KTVの小姐が、いつも楽しませてあげてるでしょ☆と面と向かって「紅包ちょうだい!」というのなら、ちょっと検討してあげてもいいかなと思うかもしれませんが、勝手に人の写真を使ってプロフィール写真にも使い、その写真をネタに人からお金をたかろうとするなんて許せないですよね‼

正真正銘の自分の写真で紅包をおねだりしまくるのなら、

WeChat乞丐(qi3 gai4,乞食)が相応しいでしょうけど、

他人の写真を使う行為は人を欺いていますので、

WeChat骗子(pian4 zi)=WeChat詐欺と呼ぶに相応しいと思います。

ちなみに、なんでこの子が他人の写真を勝手に使っているか分かったかというと、最初に騙されたふりをして「おー可愛い写真だね~」「紅包あげる前に他の写真も見たいな~」とか送ってみて、「じゃあ次にウインクしてる写真を送ってくれたら紅包送ってあげる!」等と相手が準備できそうにない写真のリクエストを送ると、ヤケクソになって、

詐欺Wechat-sagi-pianzi-bishin

おねだり画像をひたすら連投してくるのです。

「今自撮りした写真よ」とか言いながら、明らかに夏服の写真を送ってきたり、直前に送られてきたのと違う服の写真だったりするので、かなりお粗末なレベルの詐欺でした。

モーメンツに「日本語勉強してます」と書いてあり、日本人の関心を引こうとしてるようでした。実際には「はい」「いいえ」しかできませんでした。

日本人は優し過ぎるからいいターゲットにされてるのかもですね。

…こういう行為をしている人って普段いったい何してるんだろう?中国の経済減速で就職先がなくって、こういうやり方でしかお金を稼げないんだろうか…、

と哀れみの気持ちを持ってしまい、ほんの数十元程度ならあげてもいいかな、と思ってしまいそうになりましたが、やっぱり人を騙してお金を稼ぐことは許されませんし、もしかすると若い女の子を装ったチンピラ風の男子もしれないので、絶対送っちゃいけません!!!

ちなみに、上の画面キャプチャは実際に紅包くれくれ詐欺を仕掛けられた時の画面なのですが、最初に女性の声で音声メッセージを送って来たので本物だろうかと思ってしまいました。

「歌を歌って送ってくれたら紅包送ってあげるよ~」

「いや、その歌じゃなくて『小苹果』の歌で!」

などと歌を歌わせたりして、最後にお相手の方がブチ切れて友達削除してくるまで遊ばせてもらいました。

(ちょっと意地悪すぎたかな…^^;)

中国人の友人によると、WeChatで仲の良い人同士で紅包をおねだりしたり送ったりすることはあるそうですが、初めて知り合った人に「紅包ちょうだい!」なんて言うのはありえないと言っていましたので、そんなメッセージが来たら即友達削除しちゃいましょう!

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