野良猫岡山の糖尿病・奮闘記

「膵外分泌疾患に伴う膵嚢胞手術後糖尿病発症治療12年目」のブログです。薬物療法と食事療法で頑張ってます。

食事の改善で死亡リスクは下げられる

2017年07月30日 | ブログ

食事内容の変更によって健康状態を改善するのに遅すぎることはないかもしれないと、新たな研究が示唆している。

ハーバード大学(マサチューセッツ州、ケンブリッジ)栄養学科の研究フェローであるMercedes Sotos-Prieto氏らによると、全粒粉、フルーツ、野菜、魚などの、より健康的な食品の摂取を増やすようになった医療従事者は、わずか8年で死亡リスクを有意に低下させることができたという。

「われわれの研究は、食事の質の改善が緩やかなものであっても死亡リスクに対して有意な影響を与えられること、そして逆に言えば、食事の質の低下は死亡リスクを増大させる可能性があることを示唆している」と同氏は電子メールでMedscape Medical Newsに述べた。「加えて、この結果は、死亡リスクを低下させるには質の高い食事を長期間維持することが重要であることを強調するものである」。

同氏らは、7月13日にNew England Journal of Medicine誌オンライン版に掲載された論文において本結果を報告している。

食事内容と死亡率が関連することは多くの研究によって明らかになってきており、2015年の米国人のための食生活指針では、代替健康食指数、代替地中海食、高血圧予防(DASH)食が推奨されている。

詳細は異なるものの、これら3種類の食事法すべてにおいて、健康的な食生活に寄与する全粒粉、野菜、フルーツ、魚やω−3脂肪酸などの食品群が強調されている、と同氏らは記している。

より健康的でない食生活の後にこのような食事に切り替えると何が起こるのかを明らかにするため、研究者らは、1977年に30~55歳の正看護師12万1,700人が組み入れられたNurses' Health Studyと、1986年に40~75歳の米国の医療従事者5万1,529人が組み入れられたHealth Professionals Follow-up Studyからのデータを調査した。

参加者はベースライン時とその後の2年ごとに質問票に回答し、追跡率は両試験ともに90%超であった。

同氏らは、1986年から1998年にかけて食生活の変化を調査し、2010年までの死亡率と罹患率のデータを調査した。1998年以前に死亡した参加者、1998年時点で心血管疾患やがんの既往があった参加者、食事と生活習慣に関する情報が欠けていた参加者、カロリー摂取量が非常に低いかまたは非常に高い参加者は除外された。参加者は平均的に、1986年には質の低い食生活をしていた、と同氏は述べた。

研究者らは、過去に使用された基準に基づき、「食事の質」に関する3種類のスコアを計算した。スコアは各食事法によって異なるものであった。

代替健康食指数は、11種類の食品群についてそれぞれ0~10点(10点が最も健康的)で評価し、総スコアの最高値は110点である。

代替地中海食には9種類の食品群が含まれ、参加者の摂取量がコホートの中央値よりも多いか少ないかに基づき、それぞれ非健康的(0点)または健康的(1点)と評価する。総スコアの最高値は9点である。

DASHスコアには8種類の食品群が含まれ、各食品群について摂取量に基づき参加者を5群に分け、それぞれ1~5点(5点が最も健康的)と評価する。総DASHスコアは8~40点の範囲となる。

研究者らは、National Death Index、参加者の家族からの情報、米国郵政公社の情報を使用し、各試験における死亡の98%を特定することができた。研究者らは、死亡証明書と、可能な場合には診療記録から死因を特定した。

食事の質が最も改善した群は、最も改善が少なかった群と比較し、より若く、ベースライン時の食事の質が低く、身体活動量が多く、飲酒量は少なかった。一貫して食事の質が高かった群は、食事の質が低かった群と比べ、より高齢で、BMIが低く、喫煙者である率が低く、身体活動量が多かった。

全体的にみると、多変量解析において、最初の8、12、16年間での食事スコアの20パーセンタイルの上昇は、8~17%の全死因死亡リスクの減少と関連した。食生活の変化による効果は、本試験の3種類の食事法の間で異なった。

食生活の変化がより長期にわたるほうが、より大きな効果をもたらした。たとえば、8年間での代替健康食指数の20パーセンタイル上昇は、11%の死亡リスク減少と関連した(95%信頼区間[CI]:6~15%)。16年間での20パーセンタイル上昇は、26%の死亡リスク減少と関連した(95%CI:21~31%)。

代替健康食指数および代替地中海食では、食事スコアの20パーセンタイル上昇によって心血管死リスクが減少したが、DASH食ではそのようなリスク減少はみられなかった。これはおそらく、DASH食はアルコールを含んでおらず、また他の2種類の食事法ほどには魚やω−3脂肪酸を強調していないことが理由である、と研究者らは記している。

対照的に、DASH食におけるスコア改善のみが、がんによる死亡リスクの減少と関連した。これは主に、肺がんによる死亡リスクの減少に起因するものであった。

研究者らは、参加者がどのように食事スコアを20パーセンタイル上昇させたのかについての例として、ナッツ類および豆類の摂取量が0サービング/日から1サービング/日に増加し、赤肉および加工肉の摂取量が1.5サービング/日から「ほとんど摂取しない」に減少した、と説明している。

食事の質を改善した参加者の死亡リスクは、マンモグラフィや健康診断を受けた回数が多かったかどうかや、喫煙およびアルコール摂取などの他の主要な交絡因子にかかわらず、減少した。

また、12年を超える期間の食事の質低下は6~12%の死亡率増加と関連したことを、研究者らは見いだしている。

ベースライン時から一貫して質の高い食事を維持した群では、一貫して食事の質が低かった群と比べ、死亡リスクが9~14%低かった。

本データは、試験期間中ずっと質の高い食事を維持した群よりも、質の低い食事から質の高い食事に変更した参加者の死亡リスクが低いことを示しているが、同氏は、この差は統計的に有意なものではない、と述べた。「われわれの結果に基づくと、長期間にわたり食事内容を適度に改善することと、長期間にわたり質の高い食事を維持することの両方が、死亡リスク減少のために有益と考えられる」と同氏は述べている。

This study was supported by the National Institutes of Health. Researchers reported financial relationships with Metagenics, the California Walnut Commission, and Fundacion Alfonso Martin Escudero.

N Engl J Med. 2017;377:143-153. Abstract

Medscape Medical News © 2017 WebMD, LLC

Medscapeオリジナル記事はこちら

http://www.medscape.com/viewarticle/882866

 


アメリカで「こんにゃく」がブームらしいね。

devil’s tongue(悪魔の舌)と呼ばれ好まれているとか、いないとか。


「しらたき」のパスタ。メタボ大国だもの。大好評!!!!!!!!(`・ω・´)b

俺は、いらん!


 

マイブームは「ひじき」かな。難聴に良い!と聞いて、朝食時には「納豆」「ひじき」はセット。

あさりと一緒に煮たら美味しかった。

作り方は簡単。

ひじきを戻して、具材をドバァーと入れ、醤油・みりん・カロリーオフの砂糖みたいなやつ・本だし投入!

1時間中火で「ほったらかし」。出来上がり(´・ω・`)


(´・ω・`) 難聴に効果があるのか、ないのか、定かではないですが。


今朝の血糖値です。129(mg/dl)です。食後は・・・



あさひスーパードライ、飲もうかな(´,,・ω・,,`) 今日も暑いし。

岡山県玉野市出身、あさひ。嫁に恋。俺の1個上のお姉さま~。


また更新します。皆様もご自愛ください。

この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« C型肝炎治療薬「リバビリン... | トップ | 週数回の飲酒は「糖尿病のリ... »
最新の画像もっと見る

ブログ」カテゴリの最新記事