野良猫岡山の糖尿病・奮闘記

「膵外分泌疾患に伴う膵嚢胞手術後糖尿病発症治療12年目」のブログです。薬物療法と食事療法で頑張ってます。

SGLT2阻害薬の抗がん作用

2018年05月19日 | ブログ

 群馬大学病院内分泌糖尿病内科の研究グループは、SGLT2阻害薬に抗がん作用があることを見いだし、その作用機序が糖の再取り込み阻害以外の全く新しい作用であると、第115回日本内科学会(4月13~15日)で報告した。ダパグリフロジンに関して確認したもので、コラーゲン線維に対するがん細胞の接着能を減弱させることで抗がん作用を発揮しているものと推測された。ヒトでも同薬の抗がん作用を確認しており、想定されている作用機序に合致した結果が得られているという。


 

がん細胞内の未変化体薬物が接着能を阻害

 この研究を行ったのは同大学病院内分泌糖尿病内科講師の岡田秀一氏、教授の山田正信氏らのグループ。  

 研究グループは、ヒト肝臓がん細胞(HepG2)およびヒト大腸がん細胞(HCT116)に対するダパグリフロジンの用量依存性の抗がん作用をin vitroで検討した。その結果、ダパグリフロジンの抗がん作用は、HCT116に対する方が強かった。また、HCT116の方がダパグリフロジンの唯一の代謝酵素UGT1A9の細胞内量も少なかった.

shRNAによりUGT1A9の発現量を抑制するとダパグリフロジンの抗がん作用が増強されたことから、細胞内で異常に蓄積した同薬の未変化体が抗がん作用に関与しているものと考えられた。  

 ダパグリフロジンによる抗がん作用では、細胞増殖の抑制、アポトーシスは認められなかった。また、SGLT2阻害による糖再取り込み阻害も、他の糖輸送体が代償的に働くためがん細胞に対し有効ではないと推測される。in vitroの実験では、ダパグリフロジンの濃度依存性に培養液中の浮遊細胞数が増加しており、細胞接着能を阻害しがん細胞を接着面から遊離させることで死滅させると考えられる。  

 具体的には、コラーゲン1と4に対するがん細胞の接着能を阻害していることが分かった。ダパグリフロジンの添加により、コラーゲン1と4に対するがん細胞側の受容体であるdiscoidin domain receptor(DDR)の発現量も低下していた。  

 研究グループは、臨床でもダパグリフロジンが抗がん効果を発揮したとみられる症例を経験している。症例は、糖尿病を合併した大腸がんで、原発巣を摘出後に肝、肺へ多発転移を来したが、化学療法も奏効せず、がん胎児性抗原(CEA)が上昇した。血糖コントロール目的でダパグリフロジン5mg/日をセツキシマブ投与下に併用投与したところ、CEAは1,104ng/mLから85.8ng/mLに減少、CT像では肝と肺の多発転移が縮小していた。しかし、ダパグリフロジンの投与を休止しセツキシマブの単独投与になるとCEAの再上昇、CT像での再燃が確認された。

 摘出標本の免疫組織学的染色では、大腸がん細胞でSGLT2が正常細胞と同等に発現していたが、UGT1A9は発現量が少なかった。そのため、大腸がん細胞には未変化体のダパグリフロジンが異常に蓄積していると推測され、研究グループの仮説と合致する内容だった。

https://medical-tribune.co.jp/news/2018/0502514123/?_login=1#_login



嬉しい副作用ですな。(´・ω・`) いや、本当に。

色んな形で臨床実験すれば、意外な病気の特効薬だったりして!


大腸がんになる。

 ↓

ただ糖尿病薬SGLT2阻害薬は服用できない。低血糖症をおこすから。

 ↓

無理してⅡ型糖尿病になる。

 ↓

糖尿病薬SGLT2阻害薬を服用出来るようになる。

 ↓

肝臓・肺の多発性移転がなくなる。(´・ω・`) 違うか・・・

 


「大腸がんの人は糖尿病患者になりなさい!」厚生労働省・通達


 



サリドマイド事件

サリドマイドは、1957年に商品名「コンテルガン(contergan)」として市販され、日本では睡眠薬のイソミンとして1958年初頭に発売された。その後、プロバンMとして神経性胃炎の薬として妊婦にも調剤された。

ところが、疫学調査(レンツ警告・1961年11月。ただしこの報告は疫学的因果関係のみでメカニズムは未解明)から先天異常「サリドマイド胎芽症」や胎児死亡といった催奇性と因果関係があるとされ、日本では1962年9月に販売停止と回収が行われた。西ドイツでは、幼児用の睡眠薬として市販されていたため、特に被害が大きかったとされる。また、日本では市販睡眠薬以外に妊婦の「つわり」の症状改善のために、サリドマイドが調剤されたことなどから、大きな社会不安を引き起こした。

副作用による被害


西ドイツ - 被害者3,049人
1957年10月1日 - グリューネンタール社がコンテルガンの商品名で発売。
1961年
11月18日 - ウィドゥキント・レンツ(英語版)が催奇性を学会で報告。
11月26日 - グリュネンタール社が製品の回収を開始。


日本 - 被害者309人
1958年1月20日 - 大日本製薬(現在の大日本住友製薬)が独自の製法を開発しイソミンの商品名で販売を開始。
1959年8月22日 - 大日本製薬が胃腸薬「プロバンM」にサリドマイドを配合し販売。これは妊婦のつわり防止に使用された。
このころから奇形児の発生が報告されるようになり、製薬会社は西ドイツに研究員を派遣するなどして情報収集を始めたにもかかわらず製造を続ける。
1962年
5月17日 - 大日本製薬が製品の出荷停止。
9月18日 - 販売停止と製品の回収を開始(ドイツでの回収開始から294日後)。一部の製剤はその後も市中で出回る。
同年末までに被害者がイソミンとプロバンMの製造許可に対し法務局に人権侵害を訴えるが、法務省人権擁護局は「侵害の事実なし」と結論。
1963年6月28日 - 大日本製薬を被告として最初の損害賠償請求が提訴される。
1974年10月13日 - 東京地裁で製薬会社および国との和解が成立。11月12日までに全国8地裁で順次和解が成立。


アメリカ
1960年9月に販売許可の申請があったがアメリカ食品医薬品局(FDA)の審査官フランシス・ケルシーがその安全性に疑問を抱き審査継続を行ったため、治験段階で数名の被害者を出しただけだった。1962年にケルシーはケネディ大統領から表彰されている。


その他の国
イギリス - 被害者456人
カナダ - 被害者115人
スウェーデン - 被害者107人
台湾 - 被害者38人
台湾の被害者は、すべて大日本製薬のイソミンとプロバンMによる。大日本製薬が1億8350万円の損害賠償金を支払うことで、和解が成立した。


全世界での被害者は約3,900人、30%が死産だとされているので総数はおよそ5,800人とされている。


サリドマイド(英語: thalidomide)とは、非バルビツール酸系の化合物で、催眠作用と催奇形性を持ち、抗多発性骨髄腫薬、ハンセン病の2型らい反応の治療薬としても知られる。

 

今や、この悪魔の薬は骨髄癌の特効薬に(´・ω・`) 本当ね、どこでどう変わるか?

 



今朝の血糖値です。117(mg/dl)です。インスリン薬物中毒患者としては、まぁ良いかな。

 


また更新します。皆様もご自愛ください。



 

 

 

相続の関係でよく賃貸アパート・賃貸マンションの紹介を。これは総工費2億4000万円。

名義は相続するであろう「配偶者」。相続税対策ですね。80%JAローン。

取り敢えず、借金を残せば、土地・建物・現金は残るし(´・ω・`) 

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あとは個人事業者として経営。赤字が出れば経費として計上。節税対策。


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ここで一句!「自己破産、税金免除は、ありません」。お後がよろしいようで(´・ω・`)シ

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