昨夜、夫と、盗作が話題になっているから、俳句の盗作や類似のことを話した。
獺祭忌明治は遠くなりにけり から 降る雪や明治は遠くなりにけり の話に及んだ。後から、本歌を取って、良い句を作くれば、比べて勝った句が、生き残る と二句を話題にした。
今朝の読売新聞の(編集手帳)に 全く同じ意のこと書いてある。
☆ 獺祭忌明治は遠くなりにけり 志賀芥子
☆ 降る雪や明治は遠くなりにけり 中村草田男
坪内捻典さんは、持論で俳句では一字でも違えば盗作ではない、と述べている。極端だけど。
草田男の句は、人口に膾炙されるまで名句として残り、芥子さんの句は、草田男の句の下敷きになった。こういう問題がある時に話題に上ってくる。お気の毒としか言いようがない。
野趣にあふれた我が家の今朝の庭。しじみ蝶が来て遊そんでいた。
オリンピック問題で日本は揺れに揺れている。オリンピックが東京で開催されることは嬉しい。誘致されるまではよっかった。
国立競技場の、やり直し。佐野氏のエンブレム問題で、膿を出し尽くしたらいいのだ。
結果、雨降って地が固まれば良いのだ。
佐野氏はデザイン事務所の代表として、人件費、事務所の運営、等々、全て責任を負う義務がある。スタッフが関係した不祥事でも、彼の責任だ。負の歯車が回り出して、止まらないところまで来てしまった。、、と思われる。勿論、盗作はもってのほかだ。
それにしても、オリンピック熱に浮かれてポンポコ狸が腹を叩くと打ち出の小槌みたいに金は湧き出て、使い放題と考えている、昔の迷総理、権利に群がるオリンピック関係者達、おそまつな政治家達。起こるべくして起こった諸々のことに、誰も責任は取らない。
「国民の理解が得られない、云々」でかたずけようとしているとしか思えない。
姫は桃の空箱が気にいった。
しりとり俳句から生まれた句
萩の下潜りて萩の花まみれ 萩をつぐ
秋の声聴く香箱座りの猫 香をつぐ
下駄ばきが似合ふ射的やつづれさせ 射をつぐ
穴惑そなたの思ひ氣にかかる 穴惑をつぐ
懸崖菊ゆさゆさ運びゆく荷台 運をつなぐ
オソマツ