老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

      冬の鹿

2018-01-29 10:14:10 | 俳句

        

 夕闇のせまる公園での鹿。
森の奧へ日矢が届くか?、、、影が斑になっている。
こんな夕暮れになってもあなた方は帰るお家は無いの?と云われている気がしないでもない。

      🍒    冬の鹿茜に染まる樹々の影

      🍒    冬鹿に眇めでちらと見られけり

                     

 鹿のお尻が白い毛のが何匹かいた。群をなしているのも、中には角を伐られて切り口が真白いのもいる。
外国の観光客の子供が盛んに呼び寄せて小さい、犬や猫の餌のカリカリのような物を投げている。
以前、ソフトクリームをベンチで食べているとベンチの周囲を鹿に囲まれて、ソフトを投げ出して逃げたことがあった。

      🍒    冬の鹿鳴くことを忘れゐたりけり

      🍒    冬鹿の眼の奧のかなたの日

 苦し紛れに生まれた吟行句。

 

しりとり俳句から

      🍒    初旅は国生の島の福巡り    (旅)

       🍒    風花や飲み込む言葉ため息に    (言葉)

      🍒    雪解の畑より鋤の現れる     (雪解)

           

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