老人雑記

　　　　　 ☆彡　　　　一番星狐遊びに出る支度

　　　　　　☆彡　　　　連絡もなく雪女戸を叩く

　　　　　　☆彡　　　　白鵬は嫌いちゃんこ鍋は好き　

　現代俳句のインターネット句会に入選していた。
しりとり俳句から、生まれた句。

　　　　　

俳句の世界には、現代俳句協会と、もうひとつ古くから、伝統俳句を重んじる俳句協会の、大きな二つの協会があるようだ。私はどちらにも入っていない。
今まで、入る機会はあったけれど、いつも天邪鬼の私、ていねいにお断りをした。
皆さんある程度、俳句を作って年を重ねると、所属している結社の主宰の推薦で、協会の会員になれるのだ。
中には、偉くなったように勘違いをしている方もいるし、それ以前に、結社の同人になりたい、なりたいと声高に云う人もいる。
どなたも、肩書きが欲しいのである。
まあ、句集を出す時、最後のページに、略歴を記す。
そこには、俳句は、何年から始め今では、どこそこの結社の同人で、何とか協会会員と、必ず書いてある。肩書きの一つも必要なのである。
私は、句集は出すつもりもないし、先立つ物もないから出せないのが本当のところである。

　　　　　

　ある、しりとり俳句のページで、今日は現代俳句協会のインターネッと句会のことで、話が盛り上がっていた。話の輪にはいれないのが淋しい、、、本音？
いつものように、お互いを誉めあっている。
結社に入っていても、句会にも出ない。出れない。
パソコンの向う側にいる人を相手に、しり取り俳句をしたり、インターネット句会に参加するのが、私の勉強？
どこにいても、私の安住の場ではない。どこの、誰とも知らない人が、潜りこんできて、投句をしているのが、私の立場なのである。
おしゃべりにも参加できない。書いても、パス。仲間内で、傷をなめあっている感のおしゃべりが続く。。。。。いいじゃない～。。。。

　　　　　

　「何句、入ってお偉らいですね～」
五句、投句して、三句入ったらしい。
私も、上記の三句が入っていた。そこそこの点が入っていた。
ここに書かなければ、誰も知らない。
いつも、誰の選なり目に止まった句は、句の前に　（☆彡）　を付けている。
全部、捨てるのは惜しいから、これと思った句は、投句してみる。
普通の互選で、点が入るより、だれも採っていない句を選者が選評を書いてくれる。これに期待をして投句している。


　　　　　　　☆彡　　　　カスタネットごとくなるなり軒氷柱

　　　　　　　
　　　　　　　☆彡　　　　猫車真っ直ぐ来るよ大根乗せ
　　　　　　　　
　都会の人は知らないであろう。猫車は、押しなれないと真っ直ぐに
　　　　　　　　　進まないことを。