先日、沖縄平和運動センターの山城博治氏が、自らが逮捕されたことも含み、日本では人権が無視されている、政府が基地反対運動に圧力をかけているなどの趣旨を訴える為に、国連へ行かれスピーチを行った。
これに関しては、沖縄の地元紙、琉球新報、沖縄タイムスで大きく取り上げ、また、テレビのローカルニュースでも出発前に空港でのインタビューを流すなどを行っていた。
沖縄から国連にスピーチに行く方がいれば、主張内容問わず地元としては大きなニュースである。
しかし、山城博治氏のスピーチの前に、同じく沖縄出身の我那覇真子氏も国連でスピーチをされている。
しかし、この報道は一切されない。
山城博治氏は基地反対の立場である。
我那覇真子氏は容認の立場である。
反対の方の主張だけを伝え、容認の立場の意見は、新聞もテレビも一切報道しない。
さらに、同じくジュネーブで人権理事会関連のイベントに山城博治氏が登壇し基地反対の立場で主張をされ、さらに問題なのは、そこに、沖縄タイムス、琉球新報の記者も「政府から言葉による攻撃を受けている」などと主張したのだ。
本来、物事を取材し報道する立場のマスコミが、片方の主張を支持し主張するのは、やはり問題だろう。
また、我那覇真子氏も別途イベントに参加し、主張をしていたが、その内容が沖縄県内で報道されることはない。
マスコミ各社にも主張はあるだろう。
辺野古反対、容認、いろんな主張がある。
その主張を世に出し、戦わせることで、国民や沖縄であれば沖縄県民の議論がなされると言えるのだ。
産経新聞などは、右派の新聞である。
我那覇真子氏の国連スピーチを記事にしている。
http://www.sankei.com/politics/news/170615/plt1706150037-n1.html
また、山城博治氏のスピーチも批判的ではあるが、記事している。
http://www.sankei.com/politics/news/170618/plt1706180005-n1.html
沖縄県内で流れる報道は、「報道しない自由」という、本来のマスコミが絶対にかざしてはいけない「自由」を乱暴に振りかざしている。
さらに、沖縄の新聞2紙などは、ネットに溢れる保守や右派の主張に嘘やデマなどが溢れ、沖縄県民や本土に伝わっていることを危惧し、学者までもが集まって集会まで行っているが、その原因は、沖縄のマスコミが事実を報道しないことによって出てくるのだ。
我那覇真子氏の主張に異議があるなら、正々堂々と紙面で書き、テレビで報道すれば良いだけのことである。
沖縄県民には、知らされていない沖縄の現実が多々あることを理解しておくべきである。
インターネットの情報にデマが多く流れていることは注意が必要だが、それ以上に、自分たちの主張に対して都合の悪いことは伝えないという姿勢は非常に危険であることを理解してくべきだろう。
真実が伝わっていないということは非常に恐ろしいことなのだ。
これは、過去の戦争中に大日本帝国は強い!戦争に勝っている!と伝え続け、実際には悲惨な状態となり、沖縄の地上戦、広島、長崎に原爆が落とされた時の報道姿勢と同じであることを、沖縄県民は知っておくべきである。
北朝鮮が政権にとって都合の良いことだけを報道していることは、日本人なら誰もが知っていることであるが、沖縄のマスコミも同じことを行っているを理解しておくべきだろう。
これから、次の世代へと平和な沖縄を受け継いでいくためには、沖縄の新聞社やテレビニュースの報道姿勢を変えていただくか、県民が購読をやめることだろう。
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