discussionを「討論」と訳してはいけない場合がある?? | 翻訳ブログ

翻訳ブログ

創業30年の翻訳会社です。
翻訳業務の体験談などを書いています。

こんにちは。

 

先日紹介したlemonのように、意外な訳になる英語表現は結構あります。

⇒ http://ameblo.jp/ica-trans/entry-12225243934.html

 

例えばdiscussion。

 

あなたは、discussionというと、どんな訳語を思い浮かべますか?

 

「討論」?

 

 

確かに、「話し合い」「討論」と訳すことは多いですね。

 

でも、論文にこの表現が出てきたときは要注意です。

 

論文は、

introduction(緒言・序文)

method(研究方法)

results(結果)

discussion(?)

conclusion(結論)

references(参考文献)

で構成されます。

 

この場合のdiscussionは、「討論」とは訳しません。

 

では、なんでしょうか?

 

そう、この場合は「考察」と訳します。

でも、知らないと「討論」などと訳したくなりますね。

 

いつも、このブログでも書いていますが、訳してみて変だな? と思ったら、意味を確認してみましょう。

 

では、またカナヘイピスケ

 

・・・そういえば、翻訳業界についてまとめた資料を作りました。

無料でお読みいただけますので、興味がある方は、ご覧ください(^^)