あの日から7年 研修事業はどこに向かうのか? | 「選ばれる講師」~企業・研修会社に選ばれる講師/Brew(株)

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人材育成業界、研修・セミナー、自署である「研修講師が企業・研修会社から選ばれる力」に関するお話。研修業界18年。1000人以上の講師に会い、自社でも350名の登録講師がいる。好きなワードは「なんかおかしくない?はイノベーションの種」

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それは、私にとって大きな出来事でした。

皆様も、色々な想いやご経験をされた出来事だと思います。

そして、今も避難を余儀なくされ、生活を苦労されている方がいること、その現実は7年経っても目を背けられない事実として、再認識する日だと痛感しております。

 

 

研修業界を考えると、当時はリーマンショックからようやく立ち直って来た頃でした。リーマンショックは研修業界が、売上50%~70%となる研修会社が続出し、ほぼ赤字だったのではないでしょうか。フリーの個人の講師が「飯が食えなくなる」と大騒ぎになっていました。その激減を経ての、再びの業界低迷期がやってきたのでした。

当然、企業は研修より大事なことが沢山あります。

社員の人名、家族の生活、そして被災地にある工場、物流

自社だけでなく、取引先、仕入先など様々な影響が絡み合っていました。

当然、研修は先送り、中止です。
コンサルティングも、内容や目的変更、期間圧縮でした。

 

ただし、完全に無くなったかというとそうではありませんでした。
大事な研修、大事な教育対象者のものは残っていました。

バブル崩壊後に人材育成を完全に辞めてしまって、その後の会社がガタガタになるのを見てきた経営者がいたのだと思います。人材育成をゼロにするリスクを知っていたのでしょうか。

逆に、研修自体を大きく見直す機会とする企業も多かった気がします。
長年続いた研修の見直し

講師の内製化
講師の選別化

e-learningなどの導入


今後のことにも目を向けると、2020年オリンピックがあります。
その後の日本経済について警鐘を鳴らす声も聞かれます。
上記のように、研修事業自体は今後も必要である、として残っていくと思いますが、人口減少は変わらぬ事実。研修対象者が自然減していく中では、縮小していくのではないか、と感じております。

つまり311後のように、研修自体は残るが、見直し、厳選化、実施方法の見直し、効率化がまた、より進むのではないか、そんな事を感じます。

東日本大震災で今も大変な生活を送っておられる方に思いを馳せながら、この業界のこれからを考えてみた1日でした。



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