いつもご覧いただきありがとうございます。
化粧品大好き おすずです
先日、読者さまからご質問をいただきました
「30代になって気をつけるべき点を教えてください、毛穴の開きも気になります」
(だいぶ返信が遅くなり申し訳ございません)
本来『毛穴』とは目で認識出来ないはずなのに、何らかの原因で明らかに目視できるようになる事があります。
毛が見えないのに『毛穴』だけ見えるそんな毛穴についていくつか原因をあげてみましょう。
ご質問にもありましたが30代で気をつける点はおっしゃる通り毛穴ケアなのです。
30代は毛穴の広がりが気になる年代と言われていますが、それは何故なのでしょうか。
日本人の年代別の皮脂量をみてみると
欧米人にくらべて日本人の皮脂量は20代をピークに30代から加齢と共に減少していきます。
特に男性よりも女性の皮脂量は減り方が著しいですね。
皮脂量が極端に多くても、極端に少なくても皮膚はダメージを受けてしまう
のはご存知の方も多いと思いますが、その通りで、健康的な普通肌の方でも年齢により⬆︎の表のようにエモリエント成分である皮脂の分泌量が減ってゆき
『乾燥肌』になっていきやすいのです
皮脂が少ないと肌表面の水分蒸発が促進される為です。
ちなみに顔の皮脂は2時間で一定量に達したあと止まります。
炎症が無いのに時間がたってもずっと乾燥を感じている方は皮脂分泌量が減っている可能性があります。
あとお風呂に入ったときに肌が綺麗に水を弾くかを見てみてください
水をあまり弾かないでべたっと濡れてしまっている場合は、かなり乾燥肌で皮脂が減ってしまっている状態のサインかも知れません。
このように不思議なことに10代の頃、皮脂分泌がさかんで皮脂が多いのに毛穴が目立たなかったのに(皮脂多い方が毛穴目立ちそうですもんね?)、30代で皮脂が減り、乾燥で毛穴が目立つ場合は乾燥肌を改善するケアをしっかりすると毛穴の大きさが縮小していきます。
ちなみに肌表面が乾燥すると
『不全角化(ふぜんかくか)』(角化不全)
といってまだ生きている核を持った未熟な細胞(有核細胞)が早く肌表面に沢山出てきてしまい、肌バリアも弱いので、アレルゲン物質が皮膚内に入りやすくなり、肌荒れ状態になり、水分も蒸発しやすなります。
乾燥肌になりやすくなります。つまり乾燥すると水分も油分もバリアも少ない状態になるのですね
多重剥離もあり、ターンオーバーの乱れ度合いがこれを見ると分かります。
⬆︎健常な角層は綺麗な六角形の形をしていて、セロテープで剥がしても一層だけ綺麗に剥がれて、核も無くなっている。
肌が荒れてると核があったり多重に剥がれたり角層細胞の大きさも小さく形も綺麗な六角形じゃなかったりします。実は広がっている毛穴周りの細胞は荒れ肌と同じく核がある細胞が多いのです。
⬆︎健常な角層は綺麗な六角形の形をしていて、セロテープで剥がしても一層だけ綺麗に剥がれて、核も無くなっている。
肌が荒れてると核があったり多重に剥がれたり角層細胞の大きさも小さく形も綺麗な六角形じゃなかったりします。実は広がっている毛穴周りの細胞は荒れ肌と同じく核がある細胞が多いのです。
失われた分の油分を補う事も有効ですが、荒れ肌を改善する保湿・バリア成分なら
『セラミド』という化粧品成分が配合されたコスメを使ってスキンケアするのがオススメです
ナノエマルジョン(これ好き♪ヒト型セラミド4.5%のセラミドミルクもさっぱりしてて良いですよ)
セラミドは肌のバリア機能を高めてくれて、水分を捕まえて逃がさない成分。ちなみに乾燥で荒れた肌には少なくなっている成分です。
年齢と共に減る成分でもあります。
まずはバリア力を改善する事で水分蒸発を防いぎ、異物の肌への侵入も防いでおくと荒れ肌ケアに繋がっていきます。
ただ毛穴というのは様々な要因によって荒れているんですよね。
不全角化を改善する成分
また、保湿だけでは頑固な毛穴は小さくなってくれません!という方は皮脂が酸化したり、皮脂中のオレイン酸などの脂肪酸によって『不全角化』を起こしている可能性もあります。
これは資生堂さんが単純にオレイン酸を2週間連続して肌に塗布したところ肌荒れ状態になったというデータをとられています。
酸化したオレイン酸ではないのに角層が2週間でボロボロになったそうです。。怖いけどやってみたいですね。
毛穴周辺の肌荒れ状態を『グリシルグリシン』という化粧品成分が炎症を抑える事でターンオーバーを正常に導いて毛穴目立ちを改善するという事で資生堂さんが売り出しています。
グリシルグリシンはこんな原料⬆︎白い粉ですね。両親媒性ビタミンC誘導体のAPPS(パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na)と組み合わせて使うと凄い
あ、抗炎症成分のトラネキサム酸も効きそうですよね。
皮脂を増やす成分
皮脂がむしろ枯れている!
という方、今話題のヒシモアは『ガンマオリザノール』という米由来の成分が皮脂枯れ肌を治すというコンセプトで研究されていた成分なので、こちらも1度試してみるのも良いと思います
(体用)
目立つ毛穴へのケア方法は色々な方向があります。皮脂が多くてもやはり不全角化が起こるので大切な皮脂を酸化させないケアが必要ですね。
●肌表面の角層の状態を改善する
●皮脂が多い方は皮脂分泌量を減らす
●真皮の皮膚弾力性をアップさせる
今回はご相談のお悩みから毛穴周りの角層の状態を改善するお話しでした
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