今回は、この数日の間に思い出していた事を書きたいと思います。
※引き続き、以下二冊より相当分影響を受けています。私オリジナルの着想のみではない事を、まず明記しておきたいと思います。
『カウンセリングを考える(下)』河合隼雄著 1995年5月 創元社刊
『「家族神話」があなたをしばる』斎藤学著 2008年8月 NHK出版刊
以下、引用及び参考部はそれぞれ(カ)(家)と記載します。
えっと、本題の前にひとつだけ、です。
何回か前、シンクロニティについて書きました。意味のある共時性というものですね。調べてみたところどうも、あるみたいです。やはり。
そしてもしも希望するもの、方向性がある場合は胸に留めておくといいみたいです。
無闇に言ったり書いたりしないでいると、その通りの出来事が起きやすい。こちらもやはり、です(苦笑)
願いごとは、秘めごとに。
それでこの度ですね、新たにひとつ意味のある共時性なこと、があるかもしれないんです。
少しワクワクしたりしてます。
とだけ、ここではお話させておいて下さい。
さて、こちらから本題です。
今回は、前回のおまけのようなもの、とお考え頂ければと思います。
あの、この数日の間ですね、思い出してたことがあるんです。かつての出来事を頭に浮かべて文章にするという作業をして、です。
何かといいますと、よく言われた言葉を思い起こしてました。
特に10代からこれまで、数々の問題を起こしてきた私に周りの人が言ってくれたんですね。色々な立場やお考えから。
ですが、なのです。
えっと、アタマでは分かってもココロがね、ってありますよね。
理解したことを全部実行できてしまうという方は、まあそれはそれとして。(笑)
私には沢山あるのです。どうしても出来ません、というのが。
自然と思えるものなら、もちろんそれでいいのでしょう。
けれど、無理をして表面だけ取り繕うとギャップのせいか、かえってキツくなった憶えがあります。
そんな事をつらつらと考えているうち、感じるところがありました。
ああ、そうなのかあ、ポム、です。
気持ちがついていかない場合、のなるほど感ですね。
そして今は、このように思っています。
心がついていかなくて当然でしょう、です。
なんだか、出来なくて当り前なことが増えていきます。(笑)
それでも我が身を振り返ってそう感じるのですから、やむなし、なのです。
あの、過去にあった辛い出来事を、自分の中でずっと続いて体験してる、ということをお話しました。
私の中の小さな私は、時を止めて今もずーっと苦しんでるんですね。
困った世界観を持つ私がいるその世界には、すごい魔法使いがいて、時間を動かしていません。
そう考えたときです。それじゃ、まぁ当然だよなぁ、という気がしました。
もっともな言葉であっても、むしろ心がついていくはずがない。というお話です。
えー、まずは、こういうのです。
「明けない夜はない。」
あるんですよ、これが。
なにしろ時が止まってるんですから。(笑)
次に、こちらもよくありました。
「前向き思考で、ポジティブに」
とても無理ですね~。
心の中を例えれば、ヒグマに襲われてるまっ最中ですよ。それは出来ない相談、ってやつです。
あと、こんなのも。
「同じ失敗は二度としない」
何度でもしちゃいます。(苦笑)
きっと私の中の私が、常に何かを囁きつづけてるんです。そして同じパターンの失敗を繰り返す、なんです。まったく。(参考:家 P178)
そして、最も出来っこないのが、
「地に足をつけて」
・・・うわのそら、ですからねぇ。わたくし。
アスペもありますから、それはどうぞ諦めてください、としか言いようがないのです。
善意で言ってくれた言葉に、全く反応できなかった自分。少しだけですけど、理解出来てきたように思います。
ただですね、このたび読み返してみまして、また新たに(?)再発見がありました。
きちんと線まで引いてるのに、すっかり抜け落ちてたんです。
タイミングが来たら、心に残るし忘れないのかもしれません。
やや長いですけど、引用させて下さい。
『何とかその症状を取って、楽にしてあげたいという考え方から、だんだん「その人はいかに人生を生きるか」ということに問題が移ってくる』
「・・・治るのはどういう意味を持っているのか、あるいは治らない方が意味があるんじゃないか」(いずれも カ P59)
河合さんが書かれているのは、こういう問題提起だと私は解釈しました。
何もすぐに治すことばかり考える必要は無いのではないか、です。
もしも何らかの意味があるのなら、そのままでいい時もあるという事でしょうか。
また困った症状かもしれないけれど、単純にそれだけを治してしまうともっと困る場合もあるみたいです。
自分の表現力の限界を感じます。読み間違えてるかもしれないですし。
けれど、ひとつの症状をムキになって一刻も早く治そうとしなくていい、という内容があるのは確かだと思います。
機が熟す。それも大切、でしょうか。
ちなみにですね、私ですと太く印をつけていたのはこの部分でした。さっぱり憶えてなかったですが。(笑)
『「あのときは・・・けど、ここでもう一ぺんやってやろう」と思って、「前に足りなかった分を今やるんだ」というふうにすると、これは相当取り返しがつきます』(カ P194)
これは逆に言えば、「やってやろう」と思える時が来るまでは・・・ひたすら待ってもいいんだと思ったりしてます。
創意工夫なんかをしながら、ですかね。手前勝手な自己流でも、まずは充分じゃないでしょうか。
もしもふと思えたら、それはそれでその時に、ということで。
無理をしなくても変化が来る時は来る、今の時点ではそんなふうに感じました。
私のところへは昨年の暮れ、偶然やって来た。それだけだと思います。
こんな感覚でした。
その時が来た、の??
私の場合、のお話です。
「アダルトチルドレンは希望の言葉」です。
それでいいんです。大丈夫です。
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