2017年1月16日月曜日

親の老化 見守り

なんとなく、だれか任せで適当に生きられたら幸せ

一人暮らしはさみしい
経済的に自立していても

だれかのわがままに振り回されても
それがなくなってしまったら、さみしいだろうなぁ
誰でもいいわけではなくて、気を許せる家族ならではだけれど


年を取って、どれもこれも出来なくなって
見守りが必要になる

今までできた事がどんどんできなくなって
アホみたいに同じことを言ったり、ずっと見てないと心配になったり

本人は、服をたくさん着せられたとか
しつこいとか言ってるけど

今日はリハビリに送迎してもらって、親父が帰ってきたから、
そのまま自家用車に乗って外食しに行ったらと両親に言って別行動した

夕食を作りに行って、ゴミ捨てを見ると
カップ麺が2つ捨ててあった

あれ、家に車まわしてたけど、
なにか買ってきて、家で食べたのかしら

パパは、歩けなくて車に乗れなかったの、それで家で食べたのよ

せめてなんか作ればいいのに
カップ麺か・・・


仕事場にも謎のルールがあるけれど、それは家にもあった
親父の服を出しておくということだ
まぁ前の日と同じものを着ても問題ないだろうけど・・・
一応新しいものを聞きながら出しておいた

母親が一人抜けると、仕事も家のこともやること増えるし
朝も早く起きて店を開けないといけないから大変だな

めし作ってるときに風呂に入ってくれたらいいのに
紙パンツはいてないことを私がノーパンノーパンいうからか先に入りたがらないんだよなぁ

めしを先に食いたいというので、食わせて、風呂から出てきてちゃんと服を着るのを見守ってから店に戻った


仕事を終えてから、また親父の様子を見に行った

犬をゲージに入れないで、犬が廊下についていって凍えていたらいけないという心配もあった
居間には音を小さくしたTVがついていて、犬はゲージに入っていなかったが、ちゃんと居間にいた

犬は無駄吠えを知らないので、「ここにぼくはいます」というサインで、100円ショップのカゴの取っ手を鼻で持ち上げてパタンパタン鳴らした

夜は犬に、犬がかわいくてかけがえのない存在なのかを語る
犬の方でもそれはいつものことだから、わかっていますよと下をぺろぺろしたり、見つめたりして伝えてくる

夜は親父の部屋をのぞいて、エアコンを消してねと言われていたので
オイルヒーターを18度で入れてあるから、親父がつけたエアコンを消しに行っていると言っていた
そんなこと忘れるかもしれないけど、寒いしついているぶんにはいいんじゃないの、なんて答えていたけど覚えていたから部屋をそっとのぞいた







親父は起きていて、立っていた
下半身は裸で、上は下着の半そでシャツだ

こういうときって頭が真っ白になるんだろうけど
いつも驚かされるので、頭に白っぽいもやがかかったようだ

TVは雑誌のおまけと思われるDVDらしい映像がかかっている

なんかどえらいところに来てしまったな・・・

どうしよう
母親ももう寝ているだろうし、翌日早いのに、心配して寝られなくなるかもしれないしな

居間にいったん戻ってから
いや・・おしっこ漏らしたのかもしれないな

新しい寝巻と紙パンツを持って行こう
ドアの前で声をかけてから、寝巻と紙パンツを部屋の中の床に置いて帰った

TVがついていなかったら、もっと取りやすい場所に置いたかもしれない
床に置いてしまったから、座り込んで朝まで立ち上がれなかったらどうしよう・・・

悩んだが、少なくともエアコンは入っているから、なんとかなるかなと
朝起きると、昨日持っていった寝巻をきて、居間にいて、机の上に置いておいたアンパンを食べ終えていた
親父は朝が早いから、母親のいない間は3食 菓子パンを食べるだなんて言っていたので(そんなの朝だけだよといっても、2日くらい菓子パンを食べるだなんて言っていた)
朝起きて、自分で牛乳を入れて飲みなさいよと声をかけて、アンパンとピーナツバターパンを置いておいた

山崎のアンパンって、ふつうのと、高級アンパンと書いてあるのがあって、もちろん高級のほうにしたんだが、老人世代って地味にこういう「高級」なんて言葉が効くんだ
饅頭より安くて大きいのにな

ご飯を食べた事
牛乳もちゃんと飲んだこと
犬のしっこシートを捨てて、うんこもトイレにちゃんと捨てたことを得意げに報告してきた
ちゃんと世話をできたことを驚きもした
まだまだできることもあるし、いろんな意味で元気もあるんだ


親父は新しいほうの寝巻を着ていたから
昨日しっこもらした寝巻洗うよと言ったけど、部屋にもなかったし、洗濯機にも入っていなかった
あの寝巻はどこにいったんだろう
あとで洗濯に出しておいてねと言ってまた職場に戻った


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