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【ノンジャンル】洋楽アルバム私的名盤 X/100枚レビュー たぶん前編

投稿日:2016年8月11日 更新日:

bnm
洋楽編です。

邦楽編の後半50枚が全然完成しないので(主に音源が見つからないという理由)息抜きに洋楽編をやるという戯れ。

前回

時代もジャンルも滅茶苦茶に、選定基準はただ単純に「自分がよく聴いた」という一点のみの極めて個人的なものです。個人ブログで一般的な名盤並べてもアレだしね。でも多分よくある名盤集みたくなるんだ。そんなに音楽詳しくないから。

何の参考にもならないかもしれないし、何かのきっかけになるかもしれない。

順番に意味はないです。目に付いた順。
60、70年代のものが多くなるんじゃないですかね。
前回同様一名義につき一枚の縛りで選んでおります。
では。

V.A 「The Mods Scene -CUT IN THE 60s-」

ザ・モッズ・シーン
オムニバス
ポリドール
1999-04-21


 初っ端から編集盤を入れていくスタイル。60、70年代ものはどうしても編集盤頼りになるのは仕方ないのです。
1960年代のモッズ(エゲレスのクソガキ)に愛されたR&B(ノーザンソウルやフリークビートなど)のコンピレーションです。どこにも書いてないけどおそらく全てDECCAの音源。
僕らの世代的にはリーバイスのCMで流れてたイメージが強い「Make her mine」収録。今でも結構ラジオとかでかかるので知ってる人も多いんじゃないですかね。
こういったクールでヒップな音のイメージと、映画「さらば青春の光」の中のクソガキ感がイマイチ結びつかない僕です。

Make Her Mine
Hipster Image
1998/01/01 ¥250

Antonio Carlos Jobim 「Wave」 (1967)

Wave
Antonio Carlos Jobim
A&M
1990-10-25


 ボッサ(ボサ・ノヴァ)初期の名盤。これ聴くとボッサはジャズの系譜なんだってのがよくわかる。
「究極のイージーリスニング」なんて呼ばれてるけど、イージーリスニングって言葉にある透明感はあんまり感じない。個人的には後の時代のボッサよりも強い混濁感が好きだ。濃いエスプレッソみたいなドロリとした印象がある。
まだ暗い夜明け前みたいな雰囲気が全体的に漂っていて、適度なアンニュイさが心地よい。
「Wave」「Lamento」が好き。ジャケ写が良すぎる。

Lamento
アントニオ・カルロス・ジョビン
1967/01/01 ¥250

The Zombies 「The Decca Stereo Anthology」

The Decca Stereo Anthology
Zombies
Big Beat UK
2002-11-15


 編集盤です。今からゾンビーズ聴きはじめるならこれ買っとけってやつです。音がやたら良くて内容も充実してるので。これと2ndにあたる「odessey & oracle」の二枚持ってりゃOKなんじゃないですか(適当)。
ゾンビーズは60年代イギリスのバンドなんですけど、他のバンドよりちょっとオトナっぽいイメージがあります。ガチャガチャうるさい感じではないからかな。ソフトでジェントルな雰囲気があるよね。
オルガンの音がなんとも美しくてオシャレ。「She’s not there」の間奏は最高だなあ。
やたら暗いアレンジの「Summertime」も好き。関係無いけど「Summertime」のカバー曲って2500以上あるらしいね。すげえな。

She’s Not There
ゾンビーズ
2007/04/30 ¥150

Dimitri from Paris  「Cocktail Disco」

Cocktail Disco
Dimitri From Paris
Bbe
2007-06-09


 「Summertime」繋がりで。これめっちゃ好きです。シャレオツ。
フレンチハウス界の重鎮ディミトリ・フロム・パリによるディスコMIX 。タイトルそのままな「カクテルディスコ」というジャンルなんだそうです。70年代には「スリーズ」と呼ばれていたジャンル。らしい。知らん。
ディスコ・ミュージックっていったら一般的にギラギラした感じのを思い浮かべるんだけど、本作はゆるいラウンジ感みたいな面が強く出ていて、より大人の社交場っぽい印象を受ける。
17分もある「Starlight」が好き。

Summertime
The Blue Velvets
2007/05/28 ¥150

The New Stan Getz Quartet  「Getz Au Go Go」  (1964)

Getz Au Go Go
Stan Getz
Polygram Records
1990-10-25


 もう一枚「Summertime」ネタ。
ライブ録音っぽいスタジオ録音らしい。どっちでもいいですけど。
ボッサを辿っていくとスタン・ゲッツに行き当たるのは必然なわけです。個人的には有名な「Getz / Gillberto」よりもこっちの方がよく聴くかも。
ジョアン・ジルベルトの嫁(後に離婚)ことアストラッドのボーカルが緩くていい感じ。
こういうジャズからボッサに移行していく過度気の雰囲気が好きなんだな。
喫茶店で書きものするときによく聴いてる。

Summertime (Live At Café Au Go-Go/1964)
ニュー・スタン・ゲッツ・カルテット
1964/01/01 ¥-1

The Doors  「Strange Days」 (1967)

Strange Days
Doors
Rhino / Wea
2007-03-27


 じゃあロックを。
アメリカ西海岸のサイケデリックロックバンド、ドアーズの2nd。ドアーズではこれが一番好きです。
耽美なオルガンが良い。上で書いたゾンビーズとは真逆の、猥雑さというか妖艶な雰囲気がたまらない。
中でも「People are strange」が良いですね。
ドアーズって夏っぽい感じするんだけど、一般的にはどうなんだろう。全然解放感とか無いんだけどさ。
西海岸てイメージに引っ張られてるのだろうか。
ジャケ写見るたび安田大サーカスを思い出す。オチです!

People Are Strange
ドアーズ
1967/10/01 ¥250

Bob Marley and The Wailers 「Catch A Fire (Deluxe Edition)」

キャッチ・ア・ファイアー<デラックス・エディション>
ボブ・マーリー&ザ・ウェイラーズ
ユニバーサル インターナショナル
2007-07-18


 これは今聴くならデラックス・エディション一択だぞと。
レゲエの神ことボブ・マーリーの世界デビュー盤。個人的にはスカやってたジャマイカ時代の方が好きだけど、これは別。
二枚組で二枚目が1973年に発売されたものと同じ1stアルバム。で、一枚目は未発表のオリジナル版1stアルバム。
後出しのオリジナルなんて大抵は考古学的な価値しかないのがほとんどなんだろうけど、これはオリジナルの方が良いっていう稀有な例。
このドロドロとした怨念めいたパッションは、当時急速に熱を失いつつあったロックに代わるものとして受け入れられたのも納得できる。
呪術的ですらある「400Years」のエネルギーは凄いな。

400 Years (Original)
ボブ・マーリー & ザ・ウェイラーズ
1973/04/13 ¥250

The Who 「Live at Leeds」 (1970)

ライヴ・アット・リーズ~25周年エディション
ザ・フー
ユニバーサル インターナショナル
2004-10-21


 60年代イギリス三大(四大)バンドの一角、ザ・フーのライブバンドとしての魅力を余すことなく記録している名盤。1970年2月に行われたリーズ大学での録音。
実際には二回録音したうちの出来のよくない方って話もあるんだけど、そんなこたぁ知らねえな。
6曲入りのオリジナル盤。14曲入りの25周年記念盤。2枚組のデラックス・エディションの3種が出てる。14曲入りが丁度いいと思ってる。
60年代後半から70年代頭のバンドとして一番脂の乗ってる時期のもので、ストレートにハードロックのカッコ良さを体現してる。
「Shakin’ all over」がお気に入り。15分以上もある「My generation」はなんとも当時の味わい。

Shakin’ All Over (Live)
ザ・フー
1970/01/01 ¥250

The Rolling Stones 「Aftermath」 (1966)

アフターマス(UKヴァージョン)
ザ・ローリング・ストーンズ
USMジャパン
2011-10-12


 じゃあ、ストーンズ。ストーンズってバンドの知名度が高い割に曲知らない人多い印象。
一般的にストーンズの黄金期と言えば、1968~1973年ぐらいを指すことが多いと思うんだけど、個人的にはブライアン・ジョーンズがいた頃の方が好きです。「Aftermath」「Between the buttons」あたりの捻くれポップな雰囲気が好き。
本作は初めて全曲ジャガー/リチャーズ作になったという点で重要な一枚。
「Mother’s little helper」「Under my thumb」がお気に入り。収録されてないけど同時期のシングル曲もいい。
若いころのチャーリー・ワッツはめっちゃ男前で惚れるわ。

Under My Thumb
ザ・ローリング・ストーンズ
1966/04/15 ¥250

Mando Diao  「Bring ‘Em I」 (2002)

Bring Em in
Mando Diao
Mute U.S.
2003-08-26


 
 「家、家、家~!」ってこういうのでいんだよ。
この頃「ロックンロール・ルネッサンス」とか言われていた、60年代回帰みたいなムーヴメントがあって、その流れで手に取ったんだな。ドハマりしていた記憶がある。
スウェーデンのバンドだって知ったのは結構あとだったかも。
とにかく分かり易さと勢い。これだけあればいいよね!って気分になる一枚。
ビートルズ愛云々言われることが多いんだけど、個人的にはビートルズの影響下にあったブリティッシュ・インベイジョン勢とかフリークビートっていわれたようなモノに近い雰囲気を感じるんだよね。で、パンク後の時代にそれをやるとこうなるみたいな。
シンプルで聴きやすいので洋楽苦手な人にもオススメできる。高尚さとか全く無いです。

Sheepdog
マンドゥ・ディアオ
2002/09/23 ¥250

The Strokes 「Is This It?」  (2001)

Is This It
Strokes
Rca
2003-06-30


 で、これはその「ロックンロール・ルネッサンス」の代表格、ストロークスの1st。
ヴェルヴェット・アンダーグラウンドとかストゥージズ(イギー・ポップ)あたりの、パンクの源流にあたるバンドをそのまま21世紀に蘇らせた感じ。と言われてたような気がする。それ以外に語る言葉持てないんですけどね。
時代の節目に前時代的なものを求めるのは万国共通なんだろうか。
なんとも60年代ライクなスッカスカの音が魅力。
「Hard to explain」のMVはレトロフューチャー感がすごくかっこ良いので観るべき。
ジュリアン・カサブランカいい男だなぁ。あれ、なぜか峯田がギター弾いてますよ。

Hard to Explain
The Strokes
2001/07/30 ¥200

Jamiroquai  「Funk Odyssey」  (2001)

A Funk Odyssey
Jamiroquai
S2
2010-05-11


 逆にギラギラな超今風(当時)。アシッドジャズ界隈で最も成功したジャミロクワイの5枚目。シンセ導入。
ジャミロクワイでアシッドジャズって言葉知ったわけですけど、他を聴いてもイマイチどういうのが「アシッド・ジャズ」なのかわからんわけです。とりあえず、ムーブメントを表す言葉という理解で自分的に(無理やり)納得した次第です。元はジャズを回すDJの文化から始まってるので明確な定義なんてないわな。
というのも、本作がジャズから大分距離のある作品であることがね、個人的混乱を招いたわけです。
まあどうでもいいんだけど。
M1~3、5をよく聴いたような。というかそれしかほとんど聴いてないな。
ジャケのサイバーな感じは好き。
ブックオフ250円コーナーの常連。というかここまでは大体250円で揃う。揃った。

Little L
Jamiroquai
2001/09/05 ¥200

BECK  「Midnite Vultures」 (1999)

Midnite Vultures
Beck
Geffen
2002-12-23


 BECKではこれが一番好き。趣味の悪いジャケ(ヤマンタカアイ作)と中身聴いた時のイメージが大体一致する。
「要は楽しければいいんだろ?」的なラフさと作り込んでる感じの相反も含めて「楽しい」
まあ大して音楽知識が無いもんだから詳しいこと語れないんだけどね。というかそんなもんいらないんだよ。耳だけあればいいんだ。
M5の音がなんかクセになる。
M1「Sexx laws」は一時期目覚ましに使っていたので聴くと頭が痛くなります。パブロフ的なやつ。

Hollywood Freaks
ベック
1999/11/22 ¥250

RANCID 「Indestructible」 (2003)

Indestructible
Rancid
Warner Bros / Wea
2003-08-19


 ランシドで一番好きなのはこれかな。よく名盤として挙がる「…And Out Come The Wolves」よりこっちのほうが回転率が高いです。なんか聴きやすいから。パンクで聴きやすいって褒め言葉なのかしらん。
ただただシンプルさと様式美を愛して、ずっと同じことやってるようなバンドはつまんない。(ラモーンズは別)
本作はランシドが試行錯誤してきたこれまでの道のりというのが色濃く出ているように思う。
パンク/ハードコアの枠を超えることなくミクスチャー的に多方面の音を意欲的に取り入れていて、というか何やってもパンクの匂いというのは拭えないほど強いわけなんだけども。
これは思いのほか歌詞が良いので日本盤を買いましょうね。

David Courtney
Rancid
2003/08/05 ¥250

Jefferson Airplain 「Surrealistic Pillow」 (1967)

Surrealistic Pillow
Jefferson Airplane
Rca
2003-09-01


 村上春樹曰く「酷い名前のバンド」←理解出来ない。
個人的にザ・フラワームーブメントって感じ。ヘイト・アシュベリーのイメージとかウッドストックの雰囲気とかああいうのね。
実はこれアナログ盤しか持ってないのでこれ書くに当たって聴きなおせなかったんだよね。プレイヤーのゴムが死んでたから。ちなみに当時のドーナツ盤(あなただけを/おかしな車)も持ってるんだ。自慢のつもり。聴けないけど。
たぶんシングルの二曲とホワイト・ラビットぐらいしか熱心に聴いてなかった様な気がする。でもこのなんとも言えない60年代の終わりに向かっていく破滅願望のような佇まいはえらく心地がいいんだよね。
全体的にフワフワした、まさにヒッピー的な雰囲気が大好きさ。ボーカルはかなりスピリチュアルですけど。
この時代のファズの音ってたまんないね。

Somebody to Love
ジェファーソン・エアプレイン
1967/02/01 ¥200

Jimi Hendrix  「Live at Woodstock」

Jimi Hendrix: Live at Woodstock
Jimi Hendrix
Experience Hendrix
1999-07-06


 ウッドストックのジミヘン。基本中の基本。一般教養レベル。教科書。
これは音源を聴いたってよりはウッドストックのドキュメンタリー映画の方を何度も何度も観たって感じです。
たった一本のストラトから何でこんな音が出るんだ!?っていう。
あーだこーだ語る気がしない。
アメリカ国歌(当時コンサートでは必ず演奏された)からの、異様な表現力によるベトナム戦争批判は圧巻。
ギターの音だけで戦闘機、爆撃、逃げ惑う人々の叫びが表現されてる。
余談だけど、スケジュールが押して元々日曜の深夜に出演する予定だったのが月曜に朝になってしまったらしい。なのでトリであるジミヘンを見ずに帰宅した人がかなりいたそうな。もったいない。
必聴盤です。

Fire (Live)
ジミ・ヘンドリックス
1999/07/06 ¥200

Led Zeppelin 「Led ZeppelinⅡ」 (1969)

Led Zeppelin 2 [DELUXE EDITION 2CD]
Led Zeppelin
Atlantic
2014-06-24


 俺がツェッペリンて言ったら2だろ!まあ、熱心に聴いたのは4までですけどね。聖なる館も好きだけど。
やっぱり「Whole lotta love」なんだよ。あの3分7秒ぐらいで入ってくるペイジのギターが最高なんです。
静かに始まって少しずつテンションが上がっていくあの感じ。
徐々にエクスタシーが満たされていき、まるでオーガズムのような反復作用の後に、カタルシス的に突き抜けるあの感じが堪らないんですよね。
背骨が溶けるような快感。マスターベイティングだなって。
神は細部に宿るということを実感する。

Whole Lotta Love
Led Zeppelin
1969/10/22 ¥200

Thee Headcoats Sect 「Deeastaling Man」  (1996)

Deerstalking Man
Thee Headcoats Sect
Damaged Goods
2008-10-17


 イギリスのパブロックバンド「ヘッドコーツ」と「ダウンライナーズ・セクト」のコラボ企画。
というか僕はオリジナルのヘッドコーツの前にこれを聴いたんですけどね。ついでに言うとヘッドコーツって70年代のバンドだと思ってたんだけどね。(1989年デビュー)
理屈抜きにローファイなガリガリなガレージロックです。音が野太くてイイ感じ。
さらに言うとストリキニーネとかウィッチが「ソニックス」のカバーだってことも知らなかったです。知らないことばかりだ。
バンド名の「Thee」がTMGEの元ネタだって話はちょっと有名。

Strychnine
Thee Headcoats Sect
1997/01/01 ¥150

Skatalites 「Occupation Ska」

Occupation Ska
The Skatalites
Nascente
2009-10-19


 二枚組の編集盤。
いやー、これ聴いてがっつりオーセンティックスカの虜になりましたわ。オーセンティックスカについてはこっちでちょっと書いたのでどうぞ。
ここから私はジャマイカの音楽にどんどんハマっていきました。
とりあえずスカタライツ聴いとけばいいんだ。
元々60年代ジャマイカのバンドなんだけど、今でも活動を継続しているようです。
夏はやっぱりスカだなー。でもマイナー調の曲の方が好み。カラっと明るいのはあんまり。

Ringo Rides
スカタライツ
2009/03/01 ¥150

Velvet Underground 「Velvet Underground and Nico」 (1969)

Velvet Underground & Nico
The Velvet Underground
A&M
1996-05-07


 ジャケットアートだけはやたら有名なVUの1st。ジャケットだけでなく全編アンディ・ウォーホルによるプロデュース。だからNicoがいる。個人的にはいなくてもいい。
初っ端の小奇麗で淡い「Sunday Morning」があるから名盤なんだなって今では思える。NYパンクの流れで扱われることもあるようにかなりローファイなガレージサウンドが気持ちいい。反面かなりドロドロなサイケデリックしてる楽曲もあってバラエティ豊かというかカオスな佇まいがなんともアートしてる。
ガッチャガチャな「European Son」が好きです。
ジャケットはあんま好きじゃない。
オシャレというにはマニアックな音だけどオシャレだなあと思うのは権威主義的な見方ですかね。

European Son
ヴェルヴェット・アンダーグラウンド & ニコ
1967/03/12 ¥250

Cotton Mather 「Big Picture」 (2001)

Big Picture
Cotton Mather
Rainbow Quartz
2003-12-15


 
 中後期ビートルズ、というかジョンが好きな人には是非聴いてもらいたいバンド「コットンメイザー」の多分3枚目(うろおぼえ)。パワーポップです。
ノエル・ギャラガーが褒めてたから聴いたんだけど、ああ、そうだよなあって。
音楽詳しくないからあんまり的確に言えないけど、ジョン・レノン的なソングライティングが確実にあって、それでいて懐古的ではない今(当時)っぽさがあると思う。ジョンが生きてたらこういう音楽やってないとは思うけども。
前作の「kontiki」(コンチキ。日本の祭囃子が元ネタらしい)のほうが評価高い気がするんだけど、個人的にはこっちの方が好きです。
「kontiki」のジャケ写が気に入らないかもしれない。

40 Watt Solution
Cotton Mather
2001/10/15 ¥150

V.A  「Funk Soul Brothers」

Funk Soul Brothers
Various Artists
Metro Music
2000-11-07


 イギリス、メトロ社のコンピ盤。メトロ社のコンピレーションはデザインがオシャレで良いです。
70年代ファンクの(多分)有名どころが押さえられてる(んだと思う)。
このFunk Soulシリーズだけでも4枚ぐらい出てる。
こういうのはどの曲がいいとか語れないけどね。
とりあえず未聴のジャンルに入門には最適かと。
シリーズを4枚まとめて買ったので、どの曲がどれに入ってるとかわからなくなってしまった。

Freddie’s Dead
カーティス・メイフィールド
1972/07/01 ¥150

Sex Pistols  「Never Mind The Bollocks」 (1976)

勝手にしやがれ!!
セックス・ピストルズ
USMジャパン
2012-07-25


 基本の「キ」な一枚。
音楽的には当時であっても斬新なものは何一つ無い。言い方悪いけど「売り方」が新しくて面白かったんだろうね。ファッションや世代論、当時の世論やスキャンダル(タブーに触れる)なんかがごった煮になって形成された「ロンドン・パンク」っていうムーブメントを体現している一枚。
そういう意味では楽曲自体はスルーされてると言える。とは言え大して音楽経験のない素人(グレン)が作った「Anarcky in the UK」や「God save the Queen」はキャッチーで良く出来てるなあと。
ピストルズは数少ない楽曲よりもキャラクターやストーリーが面白いのでアイドル的な感じだな。
「Holiday in the sun」がお気に入り。

Holidays in the Sun (Remastered Version)
セックス・ピストルズ
1977/10/01 ¥250

ここまでで20枚ちょいぐらいかな。
続きは気が向いたら更新しますね。100枚で打ち止めのつもり。マラソン企画。
ではまた。

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