こんにちは。東久留米市の学習塾塾長です。
昨夜、時間切れで手がつけられなかった高2の塾生の学校の演習課題を取り上げます。
それは、
「
を解とする3次方程式
の係数a、bとその他の解を求めなさい。」
というもので、解法は、
[1]解1-iを与えられた方程式に代入・整理し、実数部と虚数部を0とするa、bの連立方程式をつくり、a、bを求める方法
と、
[2]与えられた解の共役複素数も解になることからそれらの2つの複素数を解にもつ2次方程式を求めた後、係数を比較してa、bを求める方法
があります。
まず、[1]を調べていきましょう。
を3次方程式に代入し、実数部と虚数部に分けて整理すると、
になります。
これから、
b-4=0
2a+b+2=0
が成り立つので、これらをa、bについて解くと、
a=-3
b=4
で、与えられた3次方程式は、
になります。
次に、
と置くと、f(1)=0なので、因数定理から、
です。
ここで、
を解の公式で解くと、
になります。
以上から、a=-3、b=4で、他の解は、1 と 1+i になります。
続いて[2]を調べてみましょう。
与えられた3次方程式の1つの解が 1-i なので、その共役複素数である 1+i も3次方程式の解になります。
一方、1±i を解とする2次方程式は、解と係数の関係から、xの項の係数は-((1+i)+1-i)=-2、定数項は、(1+i)(1-i)=2なので、
です。
したがって、与えられた3次方程式は、
と表すことができ、この右辺を展開すると、
になります。
そこでこれらの係数を比較して、
a=-2-c
b=2+2c
-2=-2c
から、
a=-3
b=4
c=1
なります。
以上から、a=-3、b=4で、他の解は、1 と 1+i になります。
どちらの解き方でもOKですが、[1]の場合は注意して複素数の計算をしましょう。
昨夜、時間切れで手がつけられなかった高2の塾生の学校の演習課題を取り上げます。
それは、
「
を解とする3次方程式
の係数a、bとその他の解を求めなさい。」
というもので、解法は、
[1]解1-iを与えられた方程式に代入・整理し、実数部と虚数部を0とするa、bの連立方程式をつくり、a、bを求める方法
と、
[2]与えられた解の共役複素数も解になることからそれらの2つの複素数を解にもつ2次方程式を求めた後、係数を比較してa、bを求める方法
があります。
まず、[1]を調べていきましょう。
を3次方程式に代入し、実数部と虚数部に分けて整理すると、
になります。
これから、
b-4=0
2a+b+2=0
が成り立つので、これらをa、bについて解くと、
a=-3
b=4
で、与えられた3次方程式は、
になります。
次に、
と置くと、f(1)=0なので、因数定理から、
です。
ここで、
を解の公式で解くと、
になります。
以上から、a=-3、b=4で、他の解は、1 と 1+i になります。
続いて[2]を調べてみましょう。
与えられた3次方程式の1つの解が 1-i なので、その共役複素数である 1+i も3次方程式の解になります。
一方、1±i を解とする2次方程式は、解と係数の関係から、xの項の係数は-((1+i)+1-i)=-2、定数項は、(1+i)(1-i)=2なので、
です。
したがって、与えられた3次方程式は、
と表すことができ、この右辺を展開すると、
になります。
そこでこれらの係数を比較して、
a=-2-c
b=2+2c
-2=-2c
から、
a=-3
b=4
c=1
なります。
以上から、a=-3、b=4で、他の解は、1 と 1+i になります。
どちらの解き方でもOKですが、[1]の場合は注意して複素数の計算をしましょう。
実際,例えば方程式
x^3-(1-i)x^2+(2/(1-i))x-2=0がx=1-iを解にもつことは明らかでしょう.