こんにちは。東久留米市の学習塾塾長です。
今回は、2007年開成高入試に出題された推論の問題を取り上げます。
問題は、
「次の空欄[ア]に、適切な記号を埋めよ。
3枚のカードA、B、Cのいずれか1枚の下に、コインが隠されている。いま、カードに書かれている文章のうち1つだけが正しいとき、コインが隠されているのは、[ア]のカードである。」
です。
早速、取り掛かりましょう。
カードに書かれている文章のうち1つだけが正しいということは、残りの2つは正しくないということに注意して、
(1)Aのカードに書かれた文章が正しい場合
(2)Bのカードに書かれた文章が正しい場合
(3)Cのカードに書かれた文章が正しい場合
の3つの場合に分けて調べていきましょう。
(1)の場合、BとCに書かれた文章は正しくないので、それらを正しい文章にすると、
B:「Aの下にある」
C:「この下にある」
になります。
すると図1のように、AとCに書かれている文章が矛盾してしまいます。
▲図1.AとCに書かれている文章が矛盾します
したがって、(1)の場合はありません。
次に(2)の場合、AとCに書かれた文章は正しくないので、それらを正しい文章にすると、
A:「この下にはない」
C:「この下にある」
になります。
これをまとめると図2のようになり、矛盾はありません。
▲図2.矛盾はありません
したがって、(2)の場合はOKで、このときコインはCのカードの下にあります。
最後に(3)の場合、AとBに書かれた文章は正しくないので、それらを正しい文章にすると、
A:「この下にはない」
B:「Aの下にある」
になります。
すると図3のように、AとBに書かれている文章が矛盾してしまいます。
▲図3.AとBに書かれている文章が矛盾します
したがって、(3)の場合はありません。
以上から、 [ア]はC で、これが答えです。
簡単な問題です。
今回は、2007年開成高入試に出題された推論の問題を取り上げます。
問題は、
「次の空欄[ア]に、適切な記号を埋めよ。
3枚のカードA、B、Cのいずれか1枚の下に、コインが隠されている。いま、カードに書かれている文章のうち1つだけが正しいとき、コインが隠されているのは、[ア]のカードである。」
です。
早速、取り掛かりましょう。
カードに書かれている文章のうち1つだけが正しいということは、残りの2つは正しくないということに注意して、
(1)Aのカードに書かれた文章が正しい場合
(2)Bのカードに書かれた文章が正しい場合
(3)Cのカードに書かれた文章が正しい場合
の3つの場合に分けて調べていきましょう。
(1)の場合、BとCに書かれた文章は正しくないので、それらを正しい文章にすると、
B:「Aの下にある」
C:「この下にある」
になります。
すると図1のように、AとCに書かれている文章が矛盾してしまいます。
▲図1.AとCに書かれている文章が矛盾します
したがって、(1)の場合はありません。
次に(2)の場合、AとCに書かれた文章は正しくないので、それらを正しい文章にすると、
A:「この下にはない」
C:「この下にある」
になります。
これをまとめると図2のようになり、矛盾はありません。
▲図2.矛盾はありません
したがって、(2)の場合はOKで、このときコインはCのカードの下にあります。
最後に(3)の場合、AとBに書かれた文章は正しくないので、それらを正しい文章にすると、
A:「この下にはない」
B:「Aの下にある」
になります。
すると図3のように、AとBに書かれている文章が矛盾してしまいます。
▲図3.AとBに書かれている文章が矛盾します
したがって、(3)の場合はありません。
以上から、 [ア]はC で、これが答えです。
簡単な問題です。