東久留米 学習塾 塾長ブログ

東京都東久留米市滝山の個別指導型学習塾 塾長白井精一郎のブログ

red tea のはなし

2017-06-20 13:08:22 | 英語の話
こんにちは。東久留米市の学習塾塾長です。

昨夜、高2の塾生が読んでいた英文は、「同じものの表し方でも、言語によって異なっているものがある」という内容で、例えば、欧米では 「紅茶」 のことを red tea ではなく tea または black tea と言う、などの具体例で説明していました。

確かに 「現代英語語法辞典」 で tea を引いてみると、
「英国や米国で単に tea と言えば紅茶を指し、 green tea(緑茶)などと区別する場合は特に black tea と言う」
とあります。

そこで、もう少し red tea を調べていると、Red tea: One Name and Two Very Different Teas” という記事が目につき、そこには、
“The term “red tea” has two very different meanings. In many parts of the world, it is used to describe to rooibos tea. Yet, it is also the traditional name for black tea in countries like China.”
red tea という用語は、2つのまったく異なる意味を持っている。世界の多くの地域では、それはルイボス茶を表すのに用いられるが、中国のような国々では、black tea を表す伝統的な名前でもある)
あります。

ここにあるルイボス茶というのは南アフリカ原産の植物の葉を乾燥させたもので、英国では、 redbush tea、 South African red tea、 red tea と呼ぶようです。

また、COCAをあたってみると、ウーロン茶を意味する言葉として使っている用例もいくつかありました。

日本人がイギリスの喫茶店で red tea を注文すると、 ・日本人が red tea と言っているのを察して black tea が出てくるのか、 ・ black tea かどうかを確認するのか、 ・ルイボス茶があれば(普通の喫茶店にはなさそうな気がしますが)それが出てくるのか、はたまた  ・ウーロン茶が出てくるのか、ちょっと興味深いですね。

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